「視聴率が発表されたきのうの局内はお祭り騒ぎだった。一時は亀田バッシングにさらされ、編成局内では格闘技路線に懐疑的な見方をする幹部もいたが、そうした不安を一蹴する数字。これで魔裟斗の引退試合を含めた大みそかの格闘技中継『ダイナマイト』に、弾みがついた」 一方、超えなければならないハードルが一層高くなったのは、第60回の節目を迎える大みそかのNHK紅白歌合戦。 先ごろ発表された出場者には、期待された井上陽水(61)や矢沢永吉(60)ら、目玉となる大物アーティストの名前はなく、総合司会も局アナに落ち着いた。このままでは、年間視聴率1位を亀田に持っていかれてしまいそうな勢いだが、秘策はあるのか。 「今年は亡くなった方の話題が多い。忌野清志郎さん、三木たかしさん、石本美由起さん、加藤和彦さん、森繁久彌さん…。それに、追悼映画『This Is It』が日本でも予想外の大入りとなったマイケル・ジャクソ