「震災を乗り越え、スマート社会に貢献する企業へ」――ルネサス社長が語る:ビジネスニュース インタビュー 2011年3月11日に発生した東日本大震災では、多くの半導体企業が甚大な被害を被った。ルネサス エレクトロニクスもそうした企業の1つである。震災は、特に、同社の冗長性戦略に対する意識を変えたようだ。代表取締役社長の赤尾泰氏は米EE Timesの独占インタビューに応じ、震災の影響や今後同社が目指す方向性について語った。 東日本大震災の発生から半年が経過して間もない2011年9月、東京都内。ルネサス エレクトロニクス 代表取締役社長の赤尾泰氏は、いつもの落ち着いた語り口で米EE Timesの独占インタビューに応じた。東日本大震災は、ルネサスの財務状況に想像を絶する影響を与えたという。同氏は、今回の震災で、計画にはなかった予算外の特別損失を計上し、本来であれば事業の改善に投じるはずの多額の資金