問題の『ポケモン』のビデオをプロジェクターで、100インチのスクリーンで見た。 そのエピソードはコンピューター内部のいわゆる電脳世界で、バトルが繰り広げられるというストーリーだ。 脚本については、僕はシリーズ構成として、同じ脚本を直しのごとに3回も4回も読んでいる。 その脚本を書いたのは直接僕ではないにしろ、僕はその脚本を決定稿にしたメンバーの1人であり、シリーズ全体の脚本の責任者の位置にいる。 『ポケモン』の場合、脚本は、基本的に脚本会議の意向を組み入れて、いろいろ書き直して決定稿になるから、今回の事件の原因が脚本にあるなら、その責任は、脚本家というより、その脚本を決定稿にした脚本会議にある。 で、くどいようだが、僕はその脚本会議のシリーズ構成なのである。 脚本は作品の設計図である。 完成品が事故を起こせば、設計図にミスがなかったかが問われるのは当然である。 この事件が起こった事に「ざま