脈打つ小さな命を 応援し続けたいのです。 あけみちゃん基金は、先天性の心臓病などに苦しみながら経済的な事情などで手術を受けることができない子供たちを救うため、1966年に産経新聞社が提唱して設立された基金です。 活動資金はすべて読者を中心とする一般の人たちからの善意でまかなわれ、50年以上にわたり、500人を超える幼い命を救ってきました。 2017年には、基金の運営をフジサンケイグループの一員として社会貢献事業を展開している社会福祉法人「産経新聞厚生文化事業団」(本部・大阪市浪速区)に移管し、子供たちの笑顔を守る活動を続けています。 きっかけは1通の投書から 1966年6月7日。サンケイ新聞(現・産経新聞)社会面に闘病生活を送る幼い少女の記事が載りました。 少女は、鹿児島県に住むあけみちゃん(当時5歳)。心臓の心室の壁に穴があいている心室中隔欠損症などを患い、「手術をしなければあと2、3年