ブックマーク / realsound.jp (162)

  • 山田尚子「SNSが世の中を喰っている」 『きみの色』で“若者の社会性”を描いたきっかけとは

    映画けいおん!』『映画 聲の形』などの作品でタッグを組んできた山田尚子監督、吉田玲子脚の新作アニメーション映画『きみの色』が8月30日より公開中。山田が得意とする「音楽×青春」の物語として、すべての観客の「自分の“好き”」を肯定してくれる一作だ。 リアルサウンド映画部では監督を務めた山田にインタビュー。作で“社会性”を描こうと思った自身の原体験から、画面の色使いや音楽演出の意図を聞いた。そして作の舞台はなぜ「カトリック系のミッションスクール」だったのか。山田監督がそこに意図していたものとは。 「答えは1つじゃない、なぜなら人の形は1つじゃないから」 ーー公式サイトに掲載されている企画書の文章には、作で“社会性”を描きたかったとありました。それをテーマに掲げようと思ったきっかけは何だったのでしょうか? 山田尚子(以下、山田):今回の作品で“社会性”、とくに高校生のものさしでの“社会

    山田尚子「SNSが世の中を喰っている」 『きみの色』で“若者の社会性”を描いたきっかけとは
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    asakura-t 2024/09/12
  • 〈少女漫画誌〉部数減少の原因は? 漫画編集者に聞く、雑誌離れだけではない問題点

    集英社の少女向けまんが誌「りぼん」8月号 少女漫画雑誌が軒並み苦境に陥っている。日雑誌協会が8月7日に公表した2024年4月〜2024年6月の3ヶ月ごとの平均印刷部数によると、「りぼん」が約11万8333部で、「ちゃお」が約10万6667部。かつて「りぼん」は約250万部、「ちゃお」は約100万部を突破していたことがあったが、部数が深刻に落ち込んでいることがわかる。 【写真】「りぼん」8月号付録は世界的大人気ホラーゲーム「Poppy Playtime」との豪華コラボ 数ある少女漫画雑誌のなかでも、「りぼん」「なかよし」「ちゃお」は“3大少女漫画雑誌”と言われている。しかし、現在「なかよし」は約2万8667部まで減少。『美少女戦士セーラームーン』の連載時には約200万部を発行していたことを考えると、約71分の1まで部数が減少してしまったことがわかる。 他の少女漫画雑誌の部数を見てみると、「

    〈少女漫画誌〉部数減少の原因は? 漫画編集者に聞く、雑誌離れだけではない問題点
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    asakura-t 2024/09/10
    そういう意味ではコロコロはメディアミックス(というかアニメ化)が減っても頑張ってるよなぁ。
  • 『侍タイムスリッパー』全国拡大公開決定 1館での封切りからTOHOシネマズなど50館以上で

    8月17日に池袋シネマ・ロサのみで公開がスタートした『侍タイムスリッパー』が、9月13日より新宿ピカデリー、TOHOシネマズ 日比谷ほかで順次全国拡大公開されることが決定した。 作は、武士が落雷によって現代の時代劇撮影所にタイムスリップし、“斬られ役”として生きていく姿を描いたコメディ作品。作を手がけた安田淳一監督は「『カメラを止めるな!』を目指して作った」と語っており、自主制作映画でありながらも、時代劇の場 ・東映京都撮影所の協力を得て撮影された時代劇となっている。 時は幕末、京の夜。会津藩士・高坂新左衛門は、密命のターゲットである長州藩士と刃を交えた刹那、落雷により気を失う。目を覚ますと、そこは現代の時代劇撮影所。行く先々で騒ぎを起こしながら、江戸幕府が140年前に滅んだと知り愕然となる新左衛門。一度は死を覚悟したものの、やがて「我が身を立てられるのはこれのみ」と、磨き上げた剣の

    『侍タイムスリッパー』全国拡大公開決定 1館での封切りからTOHOシネマズなど50館以上で
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    asakura-t 2024/09/05
  • 失敗に終わった『THE FIRST SLAM DUNK』復活上映 その理由と教訓

    8月第3週の動員ランキングは、公開3週目に入った『インサイド・ヘッド2』が週末3日間で動員37万2000人、興収4億9700万円をあげて2週連続1位となった。初週と第2週の興収比97%に続いて、第2週と第3週の興収比は95%と非常に高い推移で安定。金曜日から土曜日にかけて東日に接近した台風に関する事前の(今になってみれば少々過剰だったとも言える)注意喚起や、それに伴う公共交通機関の計画運休や減便の影響がなければ、前週超えもあり得ただろう。 先週末には、夏休み興行のど真ん中にもかかわらず、2022年12月に公開された『THE FIRST SLAM DUNK』の「復活上映」がメジャー配給作品の大作と同水準の全国383スクリーンという異例の規模でスタートした。5月にそのアナウンスがされた際は、それだけ多くのスクリーン数を押さえられるほど今夏は有力な新作が不足しているのかと衝撃を受けずにはいられ

    失敗に終わった『THE FIRST SLAM DUNK』復活上映 その理由と教訓
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    asakura-t 2024/08/23
    『FILM RED』の時も300館規模で再上映してたから、同じことしてただけな気もするけど>https://www.oricon.co.jp/news/2289644/full/ /火曜から始まったので金土日の集計が落ちたのでは?とも見かけた(火曜からで3億伸ばしてるっぽい
  • 『ガルクラ』なぜ反骨精神溢れる傑作に? 花田十輝に聞く、キャラを立たせる脚本術

    この春、大きな注目を集めたオリジナルアニメ『ガールズバンドクライ』は、反骨精神を体現するような異色の主人公で話題となり、イラストルックのCGによる多彩な日常芝居と迫力の演奏シーンは、日アニメに新たな新風を吹き込んだ。 リアルサウンド映画部では、シリーズ構成と全話の脚を担当した花田十輝にインタビュー。大胆不敵なガールズバンドアニメがどのようにしてに生まれたのか、話を聞いた。 『ガルクラ』が反骨精神旺盛な理由 ーー作の企画は音楽ものであることは先に決まっていて、上京ものとバンドものにするアイデアは花田さんが出されたそうですね。 花田十輝(以下、花田):そうですね。アイドル音楽ものはたくさん書いたので、今までやっていないバンドものを提案しました。上京ものに関しては以前から書きたいと思っていて、町や新居、人との出会いを描く始まりの物語をやりやすいので、この機会にやらせてもらえればという感じ

    『ガルクラ』なぜ反骨精神溢れる傑作に? 花田十輝に聞く、キャラを立たせる脚本術
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    asakura-t 2024/08/15
    ↓BD1巻が2.2万本以上売れてるそうなので、売れてる方では?
  • 玉井健二、『ガールズバンドクライ』の隠れテーマは打倒K-POP? プロジェクトを越えた、世界で勝てるバンドの可能性

    東映アニメーション×agehasprings×ユニバーサル ミュージックによるメディアミックスプロジェクト『ガールズバンドクライ』のテレビアニメが2024年4月5日より放送がスタートする。同プロジェクトから昨年デビューした5人組バンド トゲナシトゲアリのプロデュースを担当しているのが、agehaspringsの玉井健二だ。 トゲナシトゲアリは、フォーマット化されている「声優がバンドを組む」形ではなく、「バンドから始まりアニメへと発展していく」という逆の発想で企画されているため、agehaspringsが用意する高難易度の楽曲を自分のものにできるミュージシャンとしての素質があり、かつ声優としてもポテンシャルを持つメンバーが3年以上の時間をかけて集められた。 同プロジェクトを持ちかけられた当初は難色を示していたという玉井だが、どのような志しを持って参加を決意し、現在まで楽曲を手がけてきたのか。

    玉井健二、『ガールズバンドクライ』の隠れテーマは打倒K-POP? プロジェクトを越えた、世界で勝てるバンドの可能性
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    asakura-t 2024/08/05
    2024.02の記事。
  • 『ルックバック』大ヒットスタートも、「ODS作品」としての公開に残る謎と疑問

    6月最終週の動員ランキングは、『それいけ!アンパンマン』シリーズの劇場版最新作『それいけ!アンパンマン ばいきんまんとえほんのルルン』が、オープニング3日間で動員13万7000人、興収1億7200万円をあげて初登場1位に。劇場版1作目が製作されてから35年目、35作目にしてシリーズ歴代オープニング興収更新というのは十分にニュースではあるのだが、今回は同日に公開されて、『それいけ!アンパンマン ばいきんまんとえほんのルルン』を大きく上回るオープニング興収を記録した『ルックバック』を取り上げるべきだろう。 『チェンソーマン』を世に送り出した人気漫画家、藤本タツキの読み切り作品をスタジオドリアンの押山清高が監督を務めアニメーション作品化した『ルックバック』のオープニング3日間の動員は13万5000人、興収は2億2700万円。注目すべきはそのスクリーン数だ。『それいけ!アンパンマン ばいきんまんと

    『ルックバック』大ヒットスタートも、「ODS作品」としての公開に残る謎と疑問
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    asakura-t 2024/07/05
    そもそもエイベックス配給アニメ作品はだいたいODS扱いな気がするしなぁ(他の配給でも60分未満は特別料金扱いでは?)/そういう意味では「なんでエイベックス配給になったか」のほうが気になるけど。
  • 『ガルクラ』『数分間のエールを』は日本アニメの“到達点”に 3DCGで追求した手描きの良さ

    「日はアニメの国」だと世界的なイメージとなっているが、その歴史も特徴も、世界のアニメーションの流に位置していたというよりは、独自の表現スタイルを突き詰めることで支持を拡げてきた。 例えば、世界的にアニメーション制作は現在、3DCGを用いることが一般的だが、日は手描きの作画が主流である。 そんな日でも3DCGアニメーションは制作されている。だが、手描きアニメの国ゆえに、常に「手描きの作画と比べてどうなのか」という視点で議論される宿命にある。その議論ゆえなのか、日の3DCGアニメはかなり特異な方向へと発展している。「手描きアニメのエッセンスをいかに取り入れるのか」という課題に挑み続け、来なら1秒24フレームで全身を動かすフルアニメーション表現も可能なところ、敢えてリミテッドな表現の魅力を追求し、立体的な造形物であることを強調するよりも、2Dっぽいルックに見せる努力をしてみたりなど、

    『ガルクラ』『数分間のエールを』は日本アニメの“到達点”に 3DCGで追求した手描きの良さ
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    asakura-t 2024/06/24
    どちらもVtuberやゲーム等で3DCGに慣れてきたから受け入れられるようになったかな、と思うこともある(10年前だともっとネガティブな評価になってそう)/『数エール』は今週末から公開館が増えるので観られるチャンスが
  • 『マッドマックス:フュリオサ』初登場で北米1位 ハリウッドの夏商戦にWストライキの影

    北米映画市場が、今年2度目となる「過去30年で最低」の数字を出してしまった。前回はスーパーボウルの週末(2月9日~11日)だったが(※)、今回は戦没将兵追悼記念日(メモリアル・デー)となった5月24日~27日の4日間。累計興行収入は1億2700万~3000万ドルで、1995年以来、実に29年ぶりの低調となった(コロナ禍の2021年・2021年を除く)。 もちろんメモリアル・デーに向けて、大手スタジオは話題作を準備していた。ワーナー・ブラザースは今夏の注目作『マッドマックス:フュリオサ』を、ソニー・ピクチャーズは人気キャラクター「ガーフィールド」の新作アニメーション映画『The Garfield Movie(原題)』を。しかしながら、どちらも期待以上の成績にはならなかったのである。 5月24日~26日、週末3日間のランキングでNo.1に輝いたのは、『マッドマックス:フュリオサ』の2550万ド

    『マッドマックス:フュリオサ』初登場で北米1位 ハリウッドの夏商戦にWストライキの影
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    asakura-t 2024/06/07
  • ハリウッド初夏商戦の異常事態が続く北米興行 第7位には『劇場版ハイキュー‼』が初登場

    ハリウッド初夏商戦の異状が続いている。5月31日~6月2日、北米映画市場の週末累計興行収入は推定6000~6740万ドル。『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』(2023年)が公開された1年前(約2億510万ドル)と比較し、わずか3割程度の成績だ。あえて繰り返すが、この週末、北米の映画館は前年比およそ3割の収入しか得られていないのである。 原因はなにか。ひとつは、サマーシーズンを牽引するとみられた話題作が、相次いで期待を下回る成績となったことだ。今週末は人気キャラクター「ガーフィールド」のアニメーション映画『The Garfield Movie(原題)』がNo.1に輝いたが、週末興収は1400万ドルと決して大きくない。一方、業界と映画ファンの期待を背負った『マッドマックス:フュリオサ』は第3位に転落し、週末興収は1075万ドル。前週比-59.2%という下落率は道のりの厳しさを示

    ハリウッド初夏商戦の異常事態が続く北米興行 第7位には『劇場版ハイキュー‼』が初登場
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    asakura-t 2024/06/07
    (記事とは直接関係ない)2022年の世界の映画興行の話(データ)>https://arthousepress.jp/articles/comparison_2023/
  • 講談社、ワニブックスを子会社化の狙いは? 業界再編へのはじめの一歩に? 漫画家も反応

    講談社が発表したワニブックスの全株式取得に関するお知らせ 出版業界最大手の講談社が、5月24日、ワニブックスを完全子会社化したと発表した。ワニブックスは俳優・タレントの書籍や写真集を数多く手がける出版社。これまでに刊行した書籍で著名なものとして、約225万部の大ベストセラーとなった麒麟 田村裕『ホームレス中学生』、八木勇征1st写真集『CONTACT』、乃木坂46 田村真佑1st写真集『恋に落ちた瞬間』などがある。 また、料理レシピ大賞 in Japan 2023[お菓子部門]を受賞した『とんでもないお菓子作り』などの実用書でも実績をもち、『世界のニュースを日人は何も知らない』、『大谷翔平を追いかけて-番記者10年魂のノート-』などの新書や単行の分野でもヒット作を生み出し、近年は書籍を柱としたリアルイベントも精力的に行っている。 講談社は、「今回の決定により、市場の活性化に大いに寄与

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    asakura-t 2024/05/30
  • 「声優アニメディア」休刊に寄せて 2004年の創刊から変化した、声優雑誌の役割と課題

    「声優アニメディア」が6月10日発売の「声優アニメディア 夏号」を最後に休刊となる。ネットに読者を奪われた紙の雑誌が、次々と休刊になっている流れに沿ったものとも言えるが、声優人気に陰りは見えず逆に注目は高まる一方。活躍する場となっているアニメも全世界的な盛り上がりを見せているだけに、どうして今なのかといった疑問も浮かぶ。声優雑誌はどこに行くのか? 「声優アニメディア VOLUME.1」 水樹奈々、田村ゆかり、清水愛といった女性声優の名前が、大きな文字でずらりと並んでいる。保志総一朗、三木眞一郎、関智一といった男性声優の名前も見える。2004年に創刊された「声優アニメディア VOLUME.1」の表紙を見ると、その頃にどのようなアニメが放送されていて、誰が声優として活躍していたかを思い出せる。 これが、現在発行されている最新号「声優アニメディア 春号」(メイン画像)では大きく違ってくる。フロン

    「声優アニメディア」休刊に寄せて 2004年の創刊から変化した、声優雑誌の役割と課題
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    asakura-t 2024/05/30
  • 『ガールズバンドクライ』に結集した東映アニメーションのCG技術 平山理志Pが狙いを語る

    東映アニメーションが9月12日、3DCGによるアニメ『ガールズバンドクライ』プロジェクト技術的な特徴を伝えるプレス向け説明会を開催した。『ラブライブ!サンシャイン!!』の酒井和男を監督に迎え、神奈川県川崎市を舞台にバンド活動を通して成長していくキャラクターたちの姿が描かれる作品だ。東映アニメーション独自の“イラストルック”というアニメーション表現を用いており、表情も豊かかつ仕草もスムーズな映像に仕上がっている。いったいどのような技術が駆使されているのか。東映アニメーションの平山理志プロデューサーに聞いた。 ©東映アニメーション 「手描きのようでもなければ、ピクサーのようなリアルルックのものでもない、日独自のCGアニメーションを目指しました」。東映アニメーションでアニメ『ガールズバンドクライ』プロジェクトを推進する平山プロデューサーは、この作品で用いられる“イラストルック”アニメーション

    『ガールズバンドクライ』に結集した東映アニメーションのCG技術 平山理志Pが狙いを語る
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    asakura-t 2024/05/09
    2023.09の記事。
  • 『劇場版ハイキュー!!』作画に宿るバレーボールの醍醐味 『THE FIRST SLAM DUNK』を経て

    『劇場版ハイキュー!!』作画に宿るバレーボールの醍醐味 『THE FIRST SLAM DUNK』を経て 古舘春一の漫画を原作にして、バレーボールに打ち込む高校生たちを描いたアニメシリーズ『ハイキュー!!』の最新作『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』が2月16日に公開。試合の中で瞬間的に浮かんだり変化したりするプレイヤーの気持ちや、周到に巡らされている作戦に触れられて、自分もコートの中にいて一緒にバレーボールをしているような気持ちになれる映画だ。 2014年4月から放送が始まったTVアニメ『ハイキュー!!』は、OVA作品も交えながら第4期まで制作され、その中で、主人公の日向翔陽が宮城県にある烏野高校排球部に入り、同じ1年でセッターの影山飛雄や他の仲間たちと共に数々の試合に臨んでいくストーリーが描かれてきた。第4期の『ハイキュー!!TO THE TOP』で、全国大会の春高バレーに進んだ

    『劇場版ハイキュー!!』作画に宿るバレーボールの醍醐味 『THE FIRST SLAM DUNK』を経て
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    asakura-t 2024/02/22
    そういや清水潔子の出番が全然なかったのはなんでだろ?(原作もそうなの?)
  • 『傷物語』3部作をなぜいま再構築? プロデューサーに聞く『物語』シリーズの凄さ

    『傷物語』が帰ってきた。西尾維新の小説シリーズを原作に、2016年から2017年にかけて『傷物語Ⅰ〈鉄血編〉』『傷物語II〈熱血編〉』『傷物語III〈冷血編〉』として劇場上映されたアニメを、尾石達也監督が改めて編集し直し、『傷物語-こよみヴァンプ-』として公開。主人公の阿羅々木暦と吸血鬼のキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードとの関係を軸に凝縮されたストーリーを、新録のアフレコや音楽とともに令和の時代に送り出した。3部作をどう変えたのか。それによって何を伝えようとしているのか。『傷物語-こよみヴァンプ-』でプロデューサーを務めるアニプレックスの石川達也に聞いた。(タニグチリウイチ) キスショットと暦の物語として編集 ――どのような経緯から『傷物語』3部作の総集編という企画が立ち上がったのでしょう? 石川達也(以下、石川):2017年に3部作の3目の公開が終わって一段落がつ

    『傷物語』3部作をなぜいま再構築? プロデューサーに聞く『物語』シリーズの凄さ
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    asakura-t 2024/01/19
  • 藤津亮太の「2023年 年間ベストアニメTOP10」 テレビシリーズも粒揃いの豊かな1年に

    リアルサウンド映画部のレギュラー執筆陣が、年末まで日替わりで発表する2023年の年間ベスト企画。映画、国内ドラマ、海外ドラマ、アニメの4つのカテゴリーに分け、アニメの場合は、2023年に日で劇場公開・放送・配信されたアニメーションから、執筆者が独自の観点で10作品をセレクトする。第14回の選者は、アニメ評論家の藤津亮太。(編集部) ・『オーバーテイク!』第8話「同じ穴のムジナたち -Y’know what makes a fast driver?-」 ・『もういっぽん』第1話「いっぽん!」 ・『呪術廻戦』第29話「玉折」 ・『TRIGUN STAMPEDE』第12話「HIGH NOON AT JULY」 ・『BanG Dream! It’s MyGO!!!!!』第7話「今日のライブが終わっても」 ・『柚木さんちの四兄弟。』第6話「宇多、恋の行方」 ・『天国大魔境』第8話「それぞれの選択」

    藤津亮太の「2023年 年間ベストアニメTOP10」 テレビシリーズも粒揃いの豊かな1年に
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    asakura-t 2023/12/28
  • 『葬送のフリーレン』『SPY×FAMILY』『薬屋のひとりごと』 種崎敦美はなぜ重用される?

    超能力を持った少女のアーニャ・フォージャーと、1000年を生きるエルフの魔法使いフリーレン、そして後宮で皇帝の妃として生きる玉葉姫と、まるで共通したところのないアニメのキャラクターを、たったひとりで演じている声優が種﨑敦美だ。そのキャリアを振り返ると、実に多彩な役どころを演じてきたことが分かる。どうしてこれほどまでに重用されるのか。ここからどれくらいの名優になっていくのか。これまでの演技や言葉から想像してみた。 アニメファンはいつ、種﨑敦美を意識したのか。12月20日にBlu-rayが発売となる『特別編 響け!ユーフォニアム~アンサンブルコンテスト~』にも登場していたオーボエ奏者の鎧塚みぞれが、主役となった映画『リズと青い鳥』での繊細な演技だった人がいるだろう。『残響のテロル』でいつもいじめられていた三島リサの、怯えて震えるような演技だった人もいるかもしれない。 そうした、ネガティブ感が漂

    『葬送のフリーレン』『SPY×FAMILY』『薬屋のひとりごと』 種崎敦美はなぜ重用される?
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    asakura-t 2023/11/06
  • 『16bitセンセーション』で想う“昔の”秋葉原 アニメで描かれてきた街の発展

    写真=©若木民喜/みつみ美里・甘露樹(アクアプラス)/16bitセンセーションAL PROJECT、文=タニグチリウイチ キジ丼がトリ丼になってやがて消えた。ブラウン管で踊っていた森高千里がモーニング娘。になり、液晶パネルの中で歌うAKB48になってそれも今は見かけなくなった。秋葉原を歩き続けて来た人の記憶に刻まれたそんな風景を、映し取ったようなアニメが若い人に驚きを与え、年配者の記憶をえぐってさまざまな思いに浸らせる。 1992年の秋葉原にはアキハバラデパートが駅を被うように建っていて、1階の伊呂波で「キジ丼」という丼ものをべることができた。キジといってもニワトリのことで、焼いてタレ漬けした鶏肉を白いご飯の上に乗せた丼をかき込んでから、秋葉原の街に出ていくのが楽しみのひとつだった。2023年の現在から1992年の秋葉原へとタイムスリップできたら、もう一度べてみたいメニューの筆頭だ。2

    『16bitセンセーション』で想う“昔の”秋葉原 アニメで描かれてきた街の発展
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    asakura-t 2023/11/01
  • 『ガルパン 最終章』最高峰に到達したアクション作画 第4話は戦車道を通じた成長譚に

    ミリタリー映画を観に行ったらアクション映画を観せられた。アニメ『ガールズ&パンツァー 最終章』第4話の上映が始まって、劇場に足を運んだ人に浮かぶ感想は、これまでの『ガルパン』シリーズとは少し違ったものとなっている。主人公はいったい誰なのかといった問題もつきつけてきて、これからの展開を大いに楽しみにさせた。 「今の映像芸術のアクション部門では、最高峰と言っていい」 10月3日に行われた『ガールズ&パンツァー 最終章』第4話のDolby Atmos版試写会で、ティーチインに登壇した岩浪美和音響監督が繰り出した作品への賞賛だ。10月6日から始まった上映を観た人なら、首を縦にブンブンと振って同意の気持ちを表すだろう。 例えるなら、ジョージ・レーゼンビーが1回だけジェームズ・ボンドを演じた『女王陛下の007』で後年に強い印象を残すことになったスキーでの大追跡、『おおかみこどもの雨と雪』で井上俊之が作

    『ガルパン 最終章』最高峰に到達したアクション作画 第4話は戦車道を通じた成長譚に
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    asakura-t 2023/10/30
    最終章第4話でかなり「やりきった」感が強いので、残り2話がどうなるのかは本当に気になる/第5話は戦力差を埋める何か(日常編)+準決勝+決勝開始直前くらいで、第6話はほぼ決勝戦かなぁ、くらいの予想をしてるけ
  • 悪役令嬢モノ、なぜ人気? はめふら、わたおし、溺愛ルート……話題作から読み解く面白さ

    「悪役令嬢」というジャンルが人気だ。アニメ化されたりランキングの上位に名を連ねたりする作品が多く出て来ている。悪役令嬢として断罪される運命に挑む展開に、入り組んだパズルを解くような楽しさがあるからか。完璧無比なヒロインとは違う悪役令嬢の存在が、逆に人間味を感じさせるからか。最近の「悪役令嬢」の話題作から面白さの理由に迫ってみた。 「悪役令嬢」の人気を作ったと言える作品が、山口悟による『乙女ゲーム破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』(一迅社文庫アイリス)だ。わがまま放題に育っていた公爵家令嬢のカタリナ・クラエスが8歳になった時、自分の前世が女子高生で、交通事故に遭って死んでしまったことを思い出した。 そして、自身のカタリナという名前や、近くにいた王国の第三王子ジオルドの存在から、自分がよくプレイしていた乙女ゲーム『FORTUNE・LOVER』とそっくりな世界にいることに気づく。そ

    悪役令嬢モノ、なぜ人気? はめふら、わたおし、溺愛ルート……話題作から読み解く面白さ
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    asakura-t 2023/10/17
    今のところアニメ化されてる悪役令嬢モノはどれも好みな感じで楽しく観てる。