小学館は25日、同社が刊行する大型国語辞典「日本国語大辞典 第二版」の改訂作業に着手すると発表した。今後8年をかけて資料の収集や編集作業などを進め、同社創立110周年に当たる令和14(2032)年にデジタル版の「第三版」を完成・公開する計画だという。書籍版の発売は同16年からの予定。 「第三版」は研究者らがクラウド上でデータを共有するなど、デジタル技術を活用して編集作業に当たる。3~5万語の新項目を追加する方針で、辞書・事典検索サイト「ジャパンナレッジ」を通じて段階的に公開していくという。 同社の相賀(おおが)信宏社長は「30年ぶりの改訂に立ち会えるのはうれしい。日本の言葉の大切さを残していく重要な作品だ」とあいさつ。「第三版」編集委員の金水(きんすい)敏氏は、採用する用例について「これまでは人文系に寄りすぎていた」と指摘。「さまざまなデータベースと組み合わせることで、日本語を愛するすべて
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