エアガンから発射した6ミリの弾がガラスを破壊する瞬間を、試作品のセンサーを使って2000万コマ/秒でとらえた=ニュースリリースより 東北大学大学院の須川成利教授と島津製作所は、最高2000万コマ/秒の超高速動画を撮影できるCMOSセンサーを共同開発した。100万分の1秒以下の短時間で起きている物質の変形など、超高速の現象を解明するのに役立ち、新しい材料や加工技術の開発につながるとしている。 イメージセンサーの撮影速度は、入射光で生じた電荷を画素で集める速さと、画素から信号を送り出す伝送線の本数と速さで決まる。通常のセンサーはメモリーが外部にあるため、伝送線の本数がセンサーの出力端子の数に制限され、撮影速度のネックになる。 開発したセンサーはメモリを内蔵とすることで出力端子数の制約を受けないようにした。同様のCCDセンサーもあったが、CCDは発熱が大きいため高速化が難しかったため、消費電力が