日に日に黒くなっています――。男鹿市の男鹿水族館GAOに持ち込まれた「黄金ナマズ」が、なぜか変身中だ。展示を始めた8日には白に近い黄色だったが、2週間余で背中は半ば黒くなった。原因ははっきりしないが、GAOは「黄金週間」に向けて復活策を練っている。 展示されているナマズは体長45センチの標準体形。八郎湖で3日に捕獲され、GAOに持ち込まれた。展示前から目が黒く、黒い斑点もあったことから、メラニン色素欠乏の「アルビノ」ではないとみられていた。 飼育担当の今西洋平さん(26)らは、いずれ黒が強まるにしても、5月の連休明けまでは「黄金」色がもつと踏んでいた。 ところが、あれよあれよという間に背中に「黒雲」が広がった。おなかは白いまま。今西さんによると、①展示水槽の日当たりがよく、紫外線を浴びたため②対照的な色の黒い砂を水槽に敷いたため、それに合わせて色を変えた――などの理由が考えられる。
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