日本国内だけでなく、世界的にも高い評価を得ている作家、村上春樹の最新長編小説『1Q84』が、発売前の大きな話題そのままに高いセールスを記録、『BOOK1』が年間1位、『BOOK2』が3位にランクインした。ベストセラー作家としての実績は言うまでもなく、作品自体が“現象”となってしまう波及力の大きさはこの作品でも健在だ。それぞれが3カ月という“季節”を区切ってのストーリーなので、2010年には『BOOK3』の刊行が決定、とまだまだ話題は尽きない。併せてセールスを伸ばし続けることだろう。 上半期の1位作品となっていた出口宗和『読めそうで読めない間違いやすい漢字』が100万部の大台を突破し、年間の2位に輝いた。5位にランクインした蛇蔵&海野凪子『日本人の知らない日本語』と同じく、母国語に対する知的好奇心をくすぐってくるタイトルだ。日本語離れが著しいといわれている昨今だが、人々のあいだで言葉や文字に
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