ネットで強い言葉ばかり見ていると、弱い言葉が目に入らなくなるかもしれないと思うことがあって。スピーカーの爆音に煽られて、耳がいかれたらどうしようと想像するんです。しかも無意識に慣れちゃって、聞こえないことにも気づけなかったら怖いなと思う。 子供の頃、情報発信はそれなりに敷居が高いもので、だからネットにいるのは特別な才能ある人たちだと思っていました。ホームページのコメント欄に書いて送信するだけでも1時間くらいドキドキしたし、好きなテキストを書く管理人さんが更新しなくなると本人に何かあったんじゃないかと心配した。 インターネットが広く普及してからは、特別な誰かより、同じような目線で世界を見てる、でも出会えない誰かのテキストを読むのが好きになりました。深刻な悩みを、さらりと日常に組み込んで話す人がいると肩の力が抜ける気がした。そしてそれを簡単に読めて書けるのが楽しいと思った。それに、同じものに対