若者グループが高齢者宅を訪ね、ミカンを押し売りするケースが相次いでいる。段ボール箱で運び込み、高額の代金を要求する悪質なケースもあり、県警生活安全企画課や県消費生活センターが注意を呼びかけている。 県警と同センターによると、高松市や坂出市、宇多津町などから10月に計7件の相談があった。うち4件は代金を支払った。 宇多津町の高齢の夫婦宅には10月19日午後5時ごろ、若い女が「ミカン食べて」と訪ねてきた。妻が試食し「五つ欲しい」というと、段ボール5箱が運び込まれた。10キロで9000円と言われ、夫が高いと抗議すると「試食分」と1000円を払わされたという。 また、80代男性宅では、1箱1000円と言ったのに、箱を運んだ後に1万4000円を要求された。「高いからいらない」と言っても拒まれたという。 県警によると、高知県や徳島県でも同様の手口を把握しており、生活安全企画課が県迷惑行為防止条