エルサレム(CNN) 昨年5月にパレスチナ自治区ガザへの支援船団がイスラエル軍による攻撃を受け、乗っていたトルコ人9人が死亡した事件について、イスラエルの元裁判官らによる調査委員会が23日、攻撃は合法的だったとする報告書を発表した。船に乗っていた活動家やパレスチナ側は強く反発している。 報告書は、海上封鎖の執行を目的としたイスラエル軍の行動によって死傷者が出た結果を「遺憾」とする一方、攻撃は「予期せぬ暴力」に対する「プロとしての慎重な」対応だったと評価。乗船していたトルコの活動団体メンバーは、イスラエル軍兵士らへの「敵対行為に直接参加していた」との見方を示した。乗り込んだ兵士らはナイフや金属の棒などで攻撃され、兵士2人がそれぞれ脚と腹部を撃たれたとしている。 具体的には、兵士による133件の武力行使のうち、127件は合法的だったと判定され、残りについては結論が出なかったという。報告書はまた