カラメルとは? カラメルは、砂糖、ぶどう糖等の食用炭水化物を熱処理して得られたものであり、食品や飲料を褐色に着色するために広く用いられている食品添加物です。また、薬品や化粧品等にも用いられています。 英語では、CaramelもしくはCaramel Colorと表記されます。 カラメルは、褐色の液体または粉末で、特有の風味を有し、水に溶けやすく、油脂や有機溶媒には溶けません。カラメル水溶液は、淡褐色から黒褐色を示し、熱や光に対して安定です。 カラメルの歴史 欧米では、古くから、家庭で糖を加熱して得られた手作りのカラメルが料理に利用されていました。19世紀には、商業的に生産されたカラメルが菓子や飲料、ビール等に利用され始めました。日本には明治初期にドイツからカラメルが初めて輸入され、ほどなく、国産カラメルの製造販売が開始されました。大正から昭和初期においては、カラメルは主に醤油、ソース、佃煮等