メルカバ(ヘブライ語: מרכבה[ヘルプ/ファイル])は、イスラエルが開発した第2.5世代および第3・第3.5世代主力戦車のシリーズである。イスラエル国防軍で運用され、乗員の生存性を重視してエンジンを車体前部に配置するなどイスラエルの特殊な事情を色濃く反映した設計となっている。 メルカバの名称は、ヘブライ語で騎馬戦車(Chariot)を意味する語であり、『旧約聖書』の『エゼキエル書』に登場する「神の戦車」を意味するメルカバーに由来する。 開発経緯[編集] 1960年代、新型戦車を必要としていたイスラエルに対し、イギリスはチーフテンを元にした主力戦車の共同開発を申し出、1963年に契約が結ばれた。しかし、1967年の第三次中東戦争を起因とするアラブ諸国からの圧力と、それに伴うイギリスの対中東戦略の見直しにより、この契約はキャンセルされた。 イスラエル・タル将軍 1973年の第四次中東戦争の
![メルカバ (戦車) - Wikipedia](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7f966a7725a79c4252855d3207674fb869163f01/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fupload.wikimedia.org%2Fwikipedia%2Fcommons%2F0%2F02%2FFlickr_-_Israel_Defense_Forces_-_Storming_Ahead.jpg)