2点目のゴールを決め、闘莉王、鈴木、永井から祝福されるワシントン(右) 【 Photo:YUTAKA/アフロスポーツ 】 名鉄(名古屋鉄道)豊田線の豊田市駅で下車すると、駅構内はレッズ・サポーターで埋め尽くされていた。帰宅途中の地元高校生が目を丸くして、不思議そうに赤い人の流れを見つめている。豊田スタジアムの最寄り駅とはいえ、これほど多くのサポーターが詰め掛けるのは、そうそうないことだろう。FIFAクラブワールドカップ(以下、クラブW杯)準々決勝第2戦。この日、いよいよ浦和レッズが登場する。 今大会の最大の目玉は、何といってもJのクラブが、それも「アジア王者」として出場することである。前回大会のテル(岩本輝雄)でも、前々回大会のカズ(三浦知良)でもない、日本がアジアに誇るビッグクラブが、それも正当なるタイトルホルダーとして、大会に参加するのだ。過去2大会、大量に情報を投下して大会の宣伝