作家という仕事をしていると、「印税って、いくらくらいもらえるの?」なんてことを、しょっちゅう聞かれます。逆に、知ったかぶりをして堂々と間違った知識や情報を広められていることも少なくありません。困ったことに、現にアーティストや楽曲管理に携わる業界関係者の多くも正しく理解していないのが現状です。 「夢の印税生活!」などとも言われますが、そんなに甘いものでもありません。印税というものは、ちゃんと売り上げや楽曲の使用頻度によって、使用目的ごとに決まった割合に従って支払われます。 そこで、今回はこの「印税」(正しくは「著作権使用料」)の計算式について説明致しましょう。 尚、レンタルや放送使用など、多くの使用料の発生がありますが、ここでは一般的な「CD売り上げ」についてのみ説明します。 これで、あの作家やアーティストの収入がわかる!・・・かな? 「著作権使用料(