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せるくまと伴読部に関するast15のブックマーク (9)

  • 伴読部 第9回『渋滞学』 - けれっぷ彗星

    伴読部のスタートのとき、「理系っぽいセレクトもあったらな」という話があったような気がしていて*1、確かにそれも一理あるな、などと思いつつ、『熊から王へ』みたいな境界分野でノラリクラリしていたわけだ。ので、ここは一発、前提知識がなくても楽しめる理系セレクトにしてみよう、と思い立った次第であります。 渋滞学 (新潮選書) 作者: 西成活裕出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/09/21メディア: 単行購入: 8人 クリック: 100回この商品を含むブログ (147件) を見る 「理系」とは考え方である 理系の読み物といえば一番信頼しているのは当然ブルーバックスだけれども、読み応えと切り口、ハズレのなさで言えば化学同人選書だったりする。『地球温暖化の予測は「正しい」か?』とか『世界初!マグロ完全養殖』とか、一定のクオリティを持って、科学がその持ち味を活かせる切り口でパッケージングしてく

    伴読部 第9回『渋滞学』 - けれっぷ彗星
  • 伴読部 第8回 『東インド会社とアジアの海』 - けれっぷ彗星

    国でも時代でもなく、東インド会社という切り口が秀逸。 今回は赤亀さんの推薦で、あまり慣れない「歴史」に挑戦することに。 東インド会社とアジアの海 (興亡の世界史) 作者: 羽田正出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/12/18メディア: 単行購入: 2人 クリック: 36回この商品を含むブログ (22件) を見る 僕の歴史の知識は中学生レベルだけれども、どの辺りの歴史が好きかといえば、日史なら江戸時代、世界史だと第一次世界大戦。江戸時代だと、幕府がいかに外様大名に反乱を起こさせないように、参勤交代やらせたり、地方の土木工事させたりするのとか、安定性を保たせるような仕組みづくりのあたりがすごくおもしろいなーと思っていた。第一次世界大戦だと、技術革新による「戦争」の意味合いのシフトとか、植民地を巡る利害対立とか、そういういくつもの意味合いが絡みあう感じがとても好きで。 戦国時代とか

    伴読部 第8回 『東インド会社とアジアの海』 - けれっぷ彗星
  • 伴読部 第7回 『エンジン・サマー』 - けれっぷ彗星

    文明崩壊の後、<しゃべる灯芯草>が語るモノローグ。 今回はなむさんのセレクト回です。 エンジン・サマー (扶桑社ミステリー) 作者: ジョンクロウリー,John Crowley,大森望出版社/メーカー: 扶桑社発売日: 2008/11メディア: 文庫購入: 37人 クリック: 234回この商品を含むブログ (103件) を見るBGMはずっとこれでした。 最後のオチを見て、「あ」となる選曲だけども。 「自然と人工」としての小春日和 ミクロ版「地球の長い午後」というところだろうか。文明が崩壊し、高度技術が失われた後の世界では、人類が細々と暮らしている。という設定的な意味でもそうなんだけど、どちらかと言えば、自然が人工物を覆い尽くしつつある、というような情景として。 森は強い。世界はのろいけれど強い。サービス・シティが森に呑まれてゆくにつれ、<道路>も川の流れに呑まれ、冬に壊されていく。そしてベ

    伴読部 第7回 『エンジン・サマー』 - けれっぷ彗星
  • 伴読部 EXTRA 『贈与論』 - けれっぷ彗星

    今回の伴読部はEXTRA回。第7回でないのは、このを選んだのがメンバーではなく、伴読部そのものだから。「贈与論」を選んだ、というよりは、この流れならやはり「贈与論」は抑えておこう、という文脈が存在したのです。 贈与論 (ちくま学芸文庫) 作者: マルセルモース,Marcel Mauss,吉田禎吾,江川純一出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2009/02/01メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 49回この商品を含むブログ (82件) を見るもともとは、 『埋葬』の自己と他者を預けあう感覚は、『熊から王へ』の贈与と重なっているようにみえる。それじゃあ次は贈与と関係のあるものを、あるいは贈与から横滑りするものを指定しよう。ならば贈与経済とは違った形態のもの、貨幣経済をテーマにしよう。 ということで、なむさんが「貨幣論」を提示したときに、「贈与論」もありか?という話は挙がっていた。僕

    伴読部 EXTRA 『贈与論』 - けれっぷ彗星
  • 伴読部 第5回 『ヴァギナ 女性器の文化史』 - けれっぷ彗星

    それでも、何世紀ものあいだ、世界中の女性たちが力を振るうためにスカートをまくりあげてきたことは、紛れもない事実だ。 ヴァギナ 女性器の文化史 (河出文庫) 作者: キャサリン・ブラックリッジ,藤田真利子出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2011/02/04メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 638回この商品を含むブログ (28件) を見る 表紙からして意志を感じる。たぶん作者にしてみればモザイクなどなしで載せたかったのだろうが、よくもまあこの表紙で出版できたな、という。それは、半笑いで手に取ってんじゃねーよこちとら真剣なんだよ!的な意志だ。「ヴァギナを見せる」と「敵を退け魔を追い払う」ことができるというミームは世界各地で見られるそうで、「ヴァギナを見せられ退散する悪魔」の図に描かれた女性のドヤ顔っぷりはかなりハンパない。表紙にヴァギナを掲げたのも、「ヴァギナについては語るべき

    伴読部 第5回 『ヴァギナ 女性器の文化史』 - けれっぷ彗星
  • 伴読部 第4回 『貨幣論』 - けれっぷ彗星

    よくわからなかった。いや、書いてあることはわかったんだけど、その内容の重要性がよくわからない。現在の問題とあまりリンクしているように思えなかったからだ。やっぱり問題意識の在処が違うんじゃないかな。もう少し経済の歴史を、世界恐慌の辺りから冷戦構造の終わりくらいまでを丁寧に追っていれば、どういう危機意識をベースに思考しているかがわかると思うんだけどね。などと考えて、そうでもないような気がしてきたので、ちょっと現在の問題にリンクさせてもう少し自由に考えていこうかな、と思う。 貨幣論 (ちくま学芸文庫) 作者: 岩井克人出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1998/03/10メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 66回この商品を含むブログ (51件) を見る サブプライムショックと貨幣論 まあたぶん、このを現代という視点で読むんだとすれば、サブプライムの話を出さないわけにはいかないだろう。

    伴読部 第4回 『貨幣論』 - けれっぷ彗星
    ast15
    ast15 2012/04/30
    貨幣に代わるモノが明確に登場する、というイメージではないかも。それが代替物である限り、結局それも「貨幣」だから。
  • 伴読部 第3回『熊から王へ』 - けれっぷ彗星

    「熊から王へ」(中沢新一)読了。 原初、熊は神であった。 熊から王へ カイエ・ソバージュ(2) (講談社選書メチエ) 作者: 中沢新一出版社/メーカー: 講談社発売日: 2002/06/10メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 4人 クリック: 30回この商品を含むブログ (49件) を見る 東北地方からカムチャッカ半島を渡り、アリューシャン諸島を越え、アラスカへ。環太平洋に散らばる神話から、「野蛮」と「文明」というストーリーを浮き上がらせる。熊から神性が失われ、その代わりに王が誕生してしまった、というふうに人類の歴史を捉えるというのは、なかなか大風呂敷。 今回の伴読部は僕のセレクト回でした。のオススメをされるのは得意なのですが、をオススメするのはあまり得意ではなかったりして。けっきょく自分が読みたいを選んだんじゃないのか?「どうしようかな」と思って青山ブックセンター六木店。中

    伴読部 第3回『熊から王へ』 - けれっぷ彗星
  • 伴読部 第2回 『埋葬』 - けれっぷ彗星

    「埋葬」(横田創)読了。 傲慢にも埋葬できるほど、あの人を大切に思えるだろうか? 埋葬 (想像力の文学) 作者: 横田創出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2010/11/25メディア: 単行購入: 10人 クリック: 480回この商品を含むブログ (20件) を見る 「産んでくれと言った覚えはない」と言ったことがある。母に向かってだ。これが実名ブログだとなかなかこんなことも書けないんだけど、まあ、ほぼ匿名だし、書いてしまおう。 中学生の頃だったような、母と口論になった自分は流れこそ忘れたものの、そのコトバが口をついて出た。母も大したもので、宗教こそ信仰していないが、オリジナルの信仰をしっかりと持っていて、「いや、あなたは私を選んで生まれてきたの」と真顔で言う*1。信じられなかった。そんな訳ないだろう。俺とおまえは偶然に親子になっただけなんであって、望んだわけではない。 どこまで行って

    伴読部 第2回 『埋葬』 - けれっぷ彗星
  • 「伴読部」やります! - けれっぷ彗星

    赤亀さん(id:chigui)、なむさん(id:numberock)と「伴読部」という活動をすることになった。ルールは簡単。 ◆月に一回、一冊のを指定してメンバが読む。 ◆そののエントリを各自のスタイルで書く。 ◆配は順番で指定し、のジャンルは自由。 とまあ、そういう感じ。どういう経緯なのか、というのは赤亀さんの伴読部エントリ、なむさんの伴読部エントリを読んでもらうとして(一番下にリンクがあります)、僕がこの活動を始めるにあたっての個人的な意気込みなどを書いておこうかな、と思う。 おもしろいを見つけるためには? やっぱり、が好きで読んでるので、おもしろいを読みたい。でも、それを見つけることは難しい。よく「これは読んどけっていう教えろ」みたいな2chのまとめスレがあるけど、あれはまあ、イマイチというか。それだったら単に自分の知ってる作者のを買ったらいいじゃん、みたいな。アレ

    「伴読部」やります! - けれっぷ彗星
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