山田 それはないです。慰安所とかは、ちょっと昔の映画を観ると普通に出てくる描写ですから、特に突飛なことをやっているわけではないのですよ。マンガでも水木しげる[注1]さんや石坂啓[注2]さんが描いていらっしゃいますし。 ――編集部としては? 担当 可能性としてはあるかもしれないけど、そこは山田さんとしっかり話し合いながら進めていけば大丈夫だと思っていました。それよりは、より「語る必要性のあること」を重視しました。 ――山田先生が描きたかったものとは? 山田 テーマ主義ではないので「これじゃ!」とは正面切って言えないんですが、今回は「男の友情もの」かなぁ、と。 ――男の友情。 山田 いわゆる「バディもの」[注3]というやつでしょうか。 ――最近だと「ブロマンス」[注4]なんて言い方もありますね。アメリカ映画では流行っているみたいですが。 山田 日本では流行ってないんですか? 男の友情もの。 担
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