全国で暴力団排除条例(暴排条例)が施行されて、この10月で丸10年となる。条例により暴力団の弱体化が伝えられてきた中、その間も反社会的人物を取材し続けてきた2人が初めてとなる対談を行った。 代表作『闇金ウシジマくん』に続き、ヤクザや半グレを顧客とする弁護士を描く『九条の大罪』が大ヒット中の漫画家・真鍋昌平氏と、密漁の実態を描いた衝撃ルポ『サカナとヤクザ』が文庫化された暴力団取材のプロ・鈴木智彦氏。反社を取材対象とする2人が、お互いの取材手法や作品化する上での注意点などを語り合った。 鈴木:真鍋さんの漫画は暴力団事務所でいつも目にしてます。最新刊はたいていトイレに常備されているのでそこで読んでます(笑)。抗争中の暴力団も大絶賛していた。これで勉強しろと渡されます。 真鍋:廉価版のやつですよね? コンビニでカップラーメンと一緒に買われているらしいんですよ、お湯入れたラーメンの上に置くのにちょう
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