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史上最多となる56人が立候補した東京都知事選挙。主要候補だけではなく、全員に取材して、彼らの公約や目的、言い分を聞いた。日本の首都・東京の未来を託すのは誰がふさわしいのか。この特集をじっくり読んで考えてほしい。 ■有名人だけが候補者じゃない! 会うのが大変だった。これまで取材してきた選挙でも、政見放送なし、選挙公報なし、選挙ポスターなし、街頭活動なしという候補者はいた。しかし、今回は異例中の異例だ。 勾留中で接見禁止の候補者がいたり、ネットだけで選挙をする候補者がいたりする。 それでもなんとか、なんらかの方法で全候補者の思いを知ることができた。56人56様の"人生激場"を届け出順に紹介していく。 郵便局員の野間口翔(のまぐち・しょう)は出馬表明記者会見を開いていない。Xのアカウントを開設したのも5月。事前情報がない中、告示日に勝算を聞いた。 「今回の選挙は知名度ありきの選挙になっています。
5類に移行した2023年5月から感染者数が徐々に増え、夏にかけて一度流行した(第9波)。そして今年の初めにも感染拡大。ワクチン接種ないし実際の感染によって免疫を獲得している人が多いため重症化率は高くないが、感染力が落ちているわけではない 2023年5月8日に新型コロナウイルスが5類に移行してから1年。今年のゴールデンウイークは全国的に人であふれ、コロナ禍以前の景色が完全に戻った印象だ。しかし、どうしてもモヤモヤが......。コロナ禍は終わったの? そうだとしても、なかったことにするのは違くない? ■日本も世界も、まだ感染している 昨年5月8日に新型コロナが感染症法上の5類に移行してから1年が過ぎた。あのコロナ禍の日々から、日本社会も普通の日常を取り戻している。厳しい感染対策や行動制限がなくなり、暫定的に続いていた、ワクチン無償接種や高価なコロナ治療薬への補助も今年3月いっぱいで終了。 す
週プレNEWS TOPニュースエンタメ『週刊少年ジャンプ』のハガキ職人時代は採用ネタを連発!! 女性ピン芸人・赤嶺総理に聞く「大喜利力」の磨き方 赤嶺総理。『ONE PIECE』が大好きで、コミックスにイラストが掲載されたことも 神保町よしもと漫才劇場で異彩を放つ女性ピン芸人がいる。その名も「赤嶺総理」。ネタは主にフリップネタだが、彼女が一番得意とするのは「大喜利」。フリップネタはもちろん、大喜利回答にも独特の視点があふれていて、誰しもが容易に想像できるのに、誰も思い付かない回答ばかりだ。 そんな赤嶺総理の独自の視点の源は、中学・高校生時代に愛読していた『週刊少年ジャンプ』の読者投稿ページにあるという。そこで今回は彼女を集英社にお呼びし、ハガキ職人時代の思い出を振り返りながら、一般人でも役立つようなアイディアの出し方、発想力の鍛え方についてもうかがっていく。 *** 読者投稿にハマっていき
電子書籍市場で人気を誇る『解体屋ゲン』の原作者・星野茂樹さん ビルや家屋を取り壊す"解体業者"にスポットを当てたマンガが世代を超えて注目を集めている。世にも珍しい解体屋マンガ。その名は、『解体屋(こわしや)ゲン』(原作/星野茂樹 作画/石井さだよし)。電子書籍でじわじわと人気を集め、「狭くてニッチな職業をテーマにしたマンガなのに、読みだしたら止まらない」「タイトルとは裏腹に、エロやユーモアも交えながら、日本の不況や現状と真正面から向き合った神作品」など、ネット上は、熱狂的なファンのコメントで溢れかえっている。 ネットで人気に火が付いたこの名作。しかし、知らない人はまったく知らない。記念すべき100巻目が発売された今、解体屋ゲンの人気の秘密を原作者の星野茂樹氏に直撃。これまで単行本化されなかった"マンガ業界のナゾ"や人気を得ている理由を聞いた。 ■そもそも『解体屋ゲン』ってどんなマンガ?主人
『このテープもってないですか?』の制作秘話を語る大森プロデューサー 昨年末に3夜連続で放送された『このテープもってないですか?』。一見、普通の番組に見えるが、進行するにつれて、会話や映像が不気味に、おぞましくなっていく。そんな異様な番組を手がけたテレビ東京の麒麟児、大森時生(おおもり・ときお)プロデューサーに制作の裏側を直撃した。 ※TVerなどで『テレビ放送開始69年! このテープもってないですか?』を鑑賞後に読まれることをオススメします。 * * * ■新進気鋭の映画監督や怪談作家がチームに昨年12月27日から3夜連続でBSテレ東で放送された番組『テレビ放送開始69年! このテープもってないですか?』(以下、『このテープ』)がSNSを中心に話題になっている。 いとうせいこうと井桁弘恵が、昔のテレビ番組が録画されたビデオテープを視聴者から募集し、それを見ながらコメントをしていく番組で、主
イラストレーターに外注してアバターの姿を自分好みにデザインできるのもVTuberの魅力のひとつ。「総長」のあだ名で人気のksonさんは、ヤンキー漫画『東京卍リベンジャーズ』の影響で特攻服をモチーフにしたデザインにしたそうだ! 近年、YouTubeなどのネット世界では「バーチャルYouTuber」、通称「VTuber」と呼ばれるクリエイターたちが大人気だ。 アニメ風のアバターと人間の動きをシンクロさせた動画配信者である彼らが発信するエンタメはまさにネットの新潮流。そんな知られざるVTuberシーンの盛り上がりに迫るとともに、その人気の秘密について大人気VTuberにも話を聞いてみた! ■あっという間にVTuberがブームYouTubeでここ数年、爆発的な人気を博しているのが「バーチャルYouTuber」、通称「VTuber(ブイチューバー)」と呼ばれるクリエイターたち。 だが、主にYouTu
デビュー50周年を迎えた諸星大二郎先生 現在、デビュー50周年を記念した大展覧会「諸星大二郎展 異界への扉」が開催中の漫画家・諸星大二郎先生(72歳)。漫画ファンのみならず、数々の有名漫画家からも熱烈な支持を受ける、レジェンド中のレジェンドにインタビューが実現! 前編の記事では、デビュー前のエピソードから、『暗黒神話』『妖怪ハンター』『マッドメン』といったキャリア中期の代表作を中心にお話を伺った。 ■「こんなに手の内を晒しすぎるのも、どうなんだろう」――今回の展覧会、すごく面白かったです。先生の原画だけでなく、作品に関わりの深いアートや歴史資料などもあわせて展示され、総合的に「諸星大二郎の世界」を表現していました。すごく労力がかかったのではないですか? 諸星 そうですね、企画してくださった方が相当にこだわられて。 ――先生からは展示に関してどんな要望を? 諸星 私としては「面倒だから作品数
週プレNEWS TOPニュースエンタメ『魁!!男塾』35周年、わしが漫画家・宮下あきらである!「江田島のワクワクする感じ、まさに『男塾』を象徴するキャラだよ」 1985年に『週刊少年ジャンプ』で連載が始まった『魁!!男塾』(さきがけ・おとこじゅく)。塾長の江田島平八(えだじま・へいはち)が名うての不良少年たちを全国から集め、日本のかじ取りを担う人材を育てるべく過激な教育を施す「男塾」を舞台に、塾生たちの根性や友情を描いた、漫画家・宮下あきらの代表作だ。 宮下の男臭い画風と、男しか出てこない登場人物。江田島を筆頭に一号生・剣桃太郎(つるぎ・ももたろう)、富樫源次、虎丸龍次、J、二号生・明石剛次、三号生・大豪院邪鬼(だいごういん・じゃき)、関東豪学連の伊達臣人、雷電、飛燕、月光ら、個性豊かな面々がシゴキやバトルを通じて絆を深めていく。 さらに男心をくすぐる撲針愚(ボクシング)、磁冠百柱林闘(じ
2020年9月10日 ●『キン肉マン』作者 ゆでたまご(嶋田隆司・中井義則) 『キン肉マン』が『週刊少年ジャンプ』で連載していた1980年代、当時の少年たちは毎週月曜日に本屋さんへ駈けこんでいました。『ジャンプ』を月曜日に読んでいないと、学校での話題についていけないからです。 そして現在、話題に追いつくことはとても容易になりました。SNSがあれば、誰でも話題を発信できるし、それを知ることもできます。本屋さんに駈けこんでいた少年たちからすれば、夢のような話かもしれません。しかし私たちは、ウェブ連載に移行してから約9年になりますが、特にここ数年は、現在は"良くも悪く"も便利な時代だとも考えるようになりました。 まず私たちにとって、現在の環境が『キン肉マン』にとっていい影響だと思うのは、読んでくれた皆さんの感想がすぐにわかること。「今週の作業はキツイな」と思ったとき、皆さんの発言を見ると励ましに
昨年末、M-1審査員を務め、その的確なコメントが評判になった漫才コンビ・ナイツの塙宣之(はなわ・のぶゆき)さんが、集英社新書『言い訳 関東芸人はなぜM-1で勝てないのか』を刊行した。浅草を本拠地として活躍する塙さんにとって、M-1出場は関西漫才の総本山に殴り込みをかけるようなもの。そんな東と西とのお笑いの違いなどにも鋭く切り込んでいる。 ナイツは、二〇〇一年に始まったM-1グランプリに第一回からエントリーし、二〇〇七年には初めて三回戦の壁を破り、準決勝までたどり着いた。残念ながら決勝戦に進出することは叶わなかったが、その年、敗者復活戦から優勝という快挙を遂げたのがお笑いコンビ・サンドウィッチマンだ。 塙さんは、サンドウィッチマンのネタを見たときに、はっきり「負けた」と思ったそうだ。そのサンドウィッチマンの伊達みきおさんをお迎えして、M-1の裏話や現在のお笑い界の状況などを、お話しいただいた
「決して業界の主流派ではなかった」と語るアニメ監督の谷口悟朗さん2017年に誕生から100周年を迎えた日本のアニメ――。日本が世界に誇る一大コンテンツのメモリアルイヤーを記念して、週プレNEWSでは旬のアニメ業界人たちへのインタビューを通して、その未来を探るシリーズ『101年目への扉』をお届けしてきた。 第9回は、アニメ監督の谷口悟朗さん。5月26日より公開中の映画『コードギアス 反逆のルルーシュⅢ 皇道』について語っていただいた前回に続き、今回は自身のキャリアを振り返ってもらった。「決して業界の主流派ではなかった」と語るエピソードから次第に「現在のアニメ業界の問題点」が浮き彫りにされ…。 ■アニメ専門誌に脚本家がよく露出していた理由 ―デビュー作は『ONE PIECE 倒せ!海賊ギャンザック』ですよね。ただ、強烈なインパクトを与えたのは『無限のリヴァイアス』であり、実質的なデビュー作はこ
「現代の魔法使い」落合陽一(右)と作家としても活躍している紗倉まな(左)「コンテンツ応用論」2ndシーズン最終回はいつも以上に異色の講義となった。 ゲストは週刊プレイボーイ本誌でもコラムを連載中の“まなてぃー”こと紗倉まな。人気AV女優としてのみならず、エッセイに小説に文才を発揮する作家としても活躍している彼女の招来は、その才能に惹かれた落合陽一のたっての希望だった。 有名女優の来校とあって、会場は多くの立ち見が出る超満員。そして“男性密度”もいつもより高め。学園祭的な熱気がこもるなか、紗倉は語り始めた。 * * * 紗倉 紗倉まなと申します。本職はAV女優をやっているんですけども、“セクシー女優”とか呼んでくださる方もいます。でも、それもむずがゆいなと思って、最近自分では“えろ屋”と言ってます。 私がAVを始めるきっかけとなったのは、14歳くらいの時に父親の書斎でAVを発見したことです。
週プレNEWS TOPニュースエンタメネイティブ・アメリカンになっていた元WANDSの上杉昇!「WANDSは“やらされてる感”がすごくありました」 ネイティブ・アメリカンの衣装とメイクでステージに立つ元WANSの上杉昇 90年代に彗星のごとく現れ、ミリオンヒットを連発しつつも、表舞台から突如姿を消した真相をセキララに語った元WANDS・上杉昇の衝撃インタビュー! ■「WANDS」とはなんだったのか? 驚きを隠せない読者も少なくないだろう。 ロン毛でシュッとしたイケメンだったJ-POPの人気ボーカリストが今、“クレイジー”とも形容できるネイティブ・アメリカンの衣装とメイクでステージに立っているのだから…。元「WANS(ワンズ)」のボーカリスト、上杉昇(しょう)である。 『もっと強く抱きしめたなら』『時の扉』『世界が終るまでは…』ーー1991年にデビューし、これらのミリオンセラーを連発したWA
うすた京介先生の最新作『フードファイタータベル』の2巻が発売中! 『すごいよ!! マサルさん―セクシーコマンドー外伝』、『ピューと吹く! ジャガー』…等々、数々の大ヒットギャグ漫画を世に送り出してきた人気漫画家・うすた京介先生。 デビュー20周年を迎えた昨年、ジャンプ+(プラス)で待望の新連載『フードファイタータベル』をスタート。5年ぶりとなる復活が話題となった。 5月2日にはその『フードファイタータベル』のコミックス第2巻が発売! そこで今回の新作に込めた思い、そして『ピューと吹く! ジャガー』連載終了後から沈黙を保った「5年間の真実」に迫るべく、本人に直撃し独占インタビューを敢行! ―早速ですが、新連載ではなぜフードファイターを題材に? うすた京介(以下、うすた) フードファイターは、職業として世間に認められていないものだと思うんです。だって他人から見たら「ただ食ってるだけ」じゃないで
ムツゴロウさんこと畑正憲氏の集大成ともいうべき新連載コラムがスタート! 動物学者のムツゴロウさんこと畑正憲氏の集大成ともいうべき新連載コラムが1月25日発売の『週刊プレイボーイ』6号からスタート。 これまで心血を注いで関わってきた動物たちとのエピソードはもちろん、TV、映画などの映像作品や自著でも明かしてこなかった衝撃の事実を綴(つづ)ってくれるということで、御本人に直前インタビュー! ■ゾウのペニスはグニャグニャ曲がる ―いよいよ、新連載『最後のどうぶつ回顧録』が始まります! ムツゴロウ 僕はね、今まで本当に危険なことは伏せていたんです。命がけなのは当然のことで、なんでも平然とやっているように見せてきました。だからといいますか、例えば、TVでは動物の糞(ふん)や尿を調べているシーンが多くて、一時期は「いつも糞を食べたり、尿を飲んだりしているの?」なんて言われていたんですよ(笑)。今回、"
大きな騒動となった、まさかのDV逮捕劇について沈黙を破った冲方氏 今夏、突然もたらされた、「冲方丁(うぶかたとう)逮捕」の報道ーー。 150万部のベストセラー『天地明察』でも知られ、人気・実力を兼ね備えたスター作家に一体何があったのか? 事件の背景と真相について、本人がついに沈黙を破って明かした! ■私が「手記」をつづるに至った理由 3人組の刑事が私の前に現れたのは、突然の出来事でした。 2015年8月22日、東京・秋葉原で「冲方サミット」と題したファン向けの定例イベントを催した後、私を含めた約10名のスタッフは、同じ会場内で打ち上げをしていました。宴もたけなわの頃、同席していた編集者のひとりが近づいてきて、私にこう言ったのです。 「奥さんの関係者だという方が、店の入り口に来ているそうなのですが…」 妻の知人とはいえ、わざわざお酒の席に訪ねてくるような人物に心当たりはありません。「いったい
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