「げっちゅ屋の『美少女ゲーム大賞2012』エロ部門で『夏空のペルセウス』1位だったけど、エロ的にアレお勧めなんですか?(意訳)」と先日聞かれまして、正直なところ少し困ってしまったわけですね。 というのは、エロゲにおけるHシーンの濃さというのは非常に範囲の広い概念だと思うからです。 シーン数&Hプレイのバリエーションの多さ、シーン単体の長さとかテキストのねちっこさ、エロCGの枚数とか構図の良さとか塗り……こういったものは、僕が思うに“狭義の濃さ”です。 それに対して、“広義の濃さ”には、もっといろいろなものが含まれると思うのです。 例えば、原画家の絵柄が好きとかキャラ設定が好きとか、つまりその作品のキャラが可愛いと思うかどうかです。これは、エロゲの根幹である「そのヒロインとHしたいと思うか」に繋がります。 あとは作品の世界観ですね。背徳的な設定――複数の女の子とHしちゃうとか、肉親とし