2011年09月23日 仮想世界の家づくり Tweet 前回に引き続き、今回も先日開催されたSIGGRAPH2011から論文を一つ紹介したい。今回取り上げるのは、Interactive architectural modeling with procedural extrusionsだ*1。各図は論文からの引用であり、クリックにより拡大する。 本論文は建築物の外観を構築するインタラクティブな手続き型モデリングシステムを扱っている。このモデリングシステムはフットプリント(平面図)から手続き的に建築物を成形していく。本研究が優れている点は、図1に示すように湾曲した屋根、張出し屋根、屋根窓、垂直壁を備えた屋根建築、控え壁*2、煙突、出窓、入窓、柱、付け柱*3、アルコーブ*4等の複雑な建築上の装飾を手続き型フレームワークにおいて扱えるようにした点にある。 図1:フットプリントから家屋の壁と屋根が生