日本体育協会の森喜朗会長(元首相)は2日、16年夏季五輪の開催都市を決める10月のIOC総会に次期首相就任が確実な鳩山由紀夫・民主党代表が出席するかについて、「本人の意思の問題。おれがやってやろうという意思があるかどうかではないか」などと語った。スペイン国王やブラジル大統領の出席が有力視される中、森会長は「(IOC委員に好印象を与えるためには)出るに越したことはない。スポーツが嫌いじゃないはずだけど」とも話した。
政権交代まんじゅう 民主党の鳩山代表のガッツポーズの傍らで、笑顔の小沢一郎代表代行がVサイン――。そんなイラストの包装紙に包まれた「祝 政権交代紅白まんじゅう」が近く発売される。 企画したのは土産物卸「喜多村」(東京都台東区)の高橋三雄社長(65)。衆院選の公示日ごろから政権交代を当て込んで準備。「賭けが当たった」と喜ぶ。 一方、別の業者が準備していた「政権防衛 太郎ちゃんまんじゅう」はお蔵入りに。担当者は「結果を受け入れ、企画は封印します」。
千葉市議会議長を務める小椰(おなぎ)輝信市議(66)が同市内のテナントビル工事を巡るトラブルで不動産会社幹部に暴力団の名刺を見せるなどして金銭を要求したとして、千葉県警は3日、恐喝未遂容疑で逮捕した。 捜査関係者などによると、小椰市議は、同市稲毛区のJR稲毛駅前に建設中のテナントビル工事に関連し、市内の建設業者に対し「あいさつがない」などと迫り、仲介役となった、不動産会社幹部を4月下旬から5月初旬の間、自らの事務所に呼び、金銭を要求した疑いがある。この幹部は要求を断ったという。 複数の建設会社関係者によると、小椰容疑者は指定暴力団の名刺を見せたり、「町内会が反対している」「道路が傷ついた」などと言い、金銭を迫ったという。 小椰市議は3日、朝日新聞の取材に「知らない。やっていない」と答えていたが、同日、市議会副議長に議長の辞職願を提出した。 同市では今年4月、前市長が道路工事の入札に
2016年夏季五輪の開催都市を決める国際オリンピック委員会(IOC)総会(10月2日、コペンハーゲン)にあわせ、東京都は2日、都議15人を現地に派遣すると発表した。街頭などで東京をPRする予定で、費用は約1千万円。都議会の主要会派が賛成し決まったが、参加する会派の都議からも「税金の無駄遣いと批判される」との声が上がっている。 都などによると、石原慎太郎都知事が会長を務める五輪招致委員会が「招致機運を盛り上げるため」と派遣を要請。都政与党の自民、公明のほか、7月の都議選で第1会派になった民主も賛成して決まった。民主は現行計画にある五輪スタジアム新設に反対している。今回の派遣は「都民代表として参加すべきだ」と賛成したという。 参加者は議席数に応じて民主7人、自民5人、公明3人の計15人。招致反対の共産と、地域政党の「生活者ネットワーク・みらい」は参加を辞退した。 29日〜10月4日の日程
原子力発電所や核燃料施設で事故が起きた時、自治体や報道関係者からの問い合わせに電話で応じる「原子力110番」を日本原子力学会が設置する。理解しにくい原子力の現象や周辺の影響について、国や電力会社から独立した立場で解説して、防災対応や報道を支援していく。 設置するのは「原子力学会異常事象解説チーム(チーム110)」。会員である大学教授ら十数人が解説担当となり、原子炉物理、燃料サイクル、核不拡散、放射線安全などの分野ごとに、それぞれ約10人の専門家が情報収集などのサポートをする。 仙台市で16日から開かれる秋の大会で発表して、今年中に活動を始める。 窓口として専用電話番号を設け、自治体や報道関係者からの問い合わせを受け付け、速やかに適切な解説担当者を紹介。周辺住民への対応が遅れたり、逆に不安をあおったりしないよう「中立的」な立場で情報を提供する。 行政や研究者ら原子力推進側の関係者には
天下り先の日本学生支援機構の理事から8月、文部科学省発令の「渡り人事」で公立学校共済組合の理事長に就任した元文部科学審議官の矢野重典氏(62)が、日本学生支援機構の退職金の受け取りを辞退していたことが朝日新聞の取材でわかった。機構側は「退職金の額は言えない」としているが、規定にあてはめると270万〜300万円程度になるとみられる。 今回の総選挙では与野党とも官僚の天下り禁止を公約に掲げ、天下り先からさらに別の団体に再就職する「渡り」は特に批判の対象になってきた。矢野氏は朝日新聞の取材に「退職金のために再就職すると受け止められるのは心外で、気持ちの整理として辞退した」と話した。公立学校共済組合の理事長職については続ける考えだ。 矢野氏は7月31日まで日本学生支援機構の理事を務め、8月1日付で公立学校共済組合の理事長職に就いた。 機構によると、矢野氏から「退職金の受給権を放棄する」という
衆院選の有権者に牛肉を渡したとして、熊本県警は2日、熊本1区に立候補して落選した木原稔候補(自民)派の運動員で元熊本市議会議長の食肉卸売業「矢野畜産」役員矢野昭三容疑者(81)=熊本市九品寺5丁目=を公職選挙法違反(物品買収)の疑いで逮捕し、発表した。県警によると、矢野容疑者は「当選させるために配った」と容疑を認めているという。 捜査2課によると、矢野容疑者は8月18日の公示日前後、熊本市内の知人男性方や会社事務所を訪れ「木原をよろしくお願いします」などと言って、木原氏への投票や票の取りまとめに対する報酬として、男性3人に計数千円相当の牛ステーキ肉やバラ肉、ソーセージなどを渡した疑いが持たれている。 矢野容疑者は67年、熊本市議に初当選。自民党に所属し、90年に約1年間、議長を務めた。07年に引退した。
政権交代は財界に大きな波紋を広げている。民主党との相性が悪い御手洗冨士夫・日本経団連会長(73)の「失脚」を危惧する向きがある一方、小沢一郎代表代行(67)と親交が深い稲盛和男・京セラ名誉会長(77)の「株」が急上昇。経団連のポストに就いてもらい、民主党政権とのパイプ役になってもらおうとの思惑も浮上している。 「御手洗会長と民主党の相性の悪さは、御手洗氏が8月30日に総選挙の結果を受けて出したコメントをみれば一目瞭然」−。ある財界関係者はこう指摘する。 御手洗氏は選挙結果について「国民が強く変化を求めた結果。税財政改革や社会保障制度改革、地方分権・道州制導入などの課題に党派を超えた協議を行い、具体的な成果を示すよう望みたい」とコメント。民主党政権誕生への歓迎の意はどこにもなかった。 その一方で、「自民党に対しては経済成長を通じた活力ある日本の実現に向け、引き続き建設的な役割を果たして
議員が落選し、事務所の資料を段ボール箱に詰める秘書たち=1日、東京・永田町の衆院議員会館、野村雅俊撮影議員が落選し、事務所を整理しながら支援者の電話に応対する秘書=1日、東京・永田町の衆院議員会館、野村雅俊撮影 勢力図が大きく変わった衆議院。今後の身の振り方が心配なのは、議員だけでなく、多くの秘書たちも同じだ。大敗を喫した自民党の秘書は職探しに追われる。一気に議員が増えた民主党は秘書が足りない。自民から民主に「移籍」が進むとの見方もあるが、求められる秘書の仕事には違いもあるようだ。 ◇ 福岡9区で議席を失った自民党の三原朝彦氏の公設秘書、中村正義さん(54)は、選挙後、支援者へのおわびやお礼回りに追われている。 22歳で秘書に。衆院議員数人の秘書を歴任し、三原氏の秘書は6年間務めてきた。308議席を獲得した民主は、4年間政権を維持するとみる。「その間どうやって生活していくか
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