鳩山由紀夫首相と小沢一郎・民主党幹事長の関係者の証人喚問などを求めて衆院での審議を拒否していた自民党は、25日午前の役員連絡会で、横路孝弘衆院議長の不信任決議案などを提出した上で同日午後からの審議に復帰することを決めた。これにより国会は正常化する。2010年度予算案は3月2日までに衆院を通過し、年度内に成立することが確実になった。 役員連絡会後に記者会見した自民党の谷垣禎一総裁は、与党の国会運営について「独裁的手法が国会審議をねじ曲げている。議長も与党の運営を丸のみしている」と批判。議長の不信任決議案と、職権で本会議の開会を決めた松本剛明衆院議院運営委員長(民主)の解任決議案を提出することを明らかにした。 両決議案は25日午後開かれる衆院本会議で、民主党などの反対多数で否決される見通し。否決後の国会対応について谷垣氏は「戦いの場は院内での議論に移る」と述べ、審議復帰を明言した。与党は国