東日本大震災から半年となる11日、東京電力は「地震発生から半年経過に際して」とする西沢俊夫社長の談話を発表した。 震災で起きた福島第一原子力発電所の事故により、発電所周辺の住民や福島県民、国民に対し、「大変なご迷惑とご心配をおかけしていることに改めて心よりお詫(わび)び申し上げます」と陳謝。「避難されている方々に一日も早くご帰宅いただけるよう、全力で取り組んでまいります」とした。また、「10月から開始いたします本格的な賠償を迅速かつ公正に実施するために、引き続きしっかりと準備を進める」とし、「(東電)グループの総力をあげて取り組んでまいります」とした。 事故収束の工程については、「放射線量が着実に減少傾向となっていること」を目標に掲げた「ステップ1」は計画通り7月にほぼ達成し、現在は「ステップ2」の「放射性物質の放出が管理され、放射線量が大幅に抑えられている状態」を目指し、取り組みを進めて