印刷 関連トピックス生物多様性条約原子力発電所東京電力 「朝日地球環境フォーラム2011」(朝日新聞社主催)は2日目の16日、分科会での討論が始まった。冒頭のスピーチで環境省の南川秀樹事務次官は、東京電力福島第一原発事故について触れ、「(原発に頼り過ぎたことを)大いに反省している。万能薬はなく、百%の安全もない。バランスのとれたエネルギー構成を考えなければならない」と述べた。再生可能エネルギーへの投資が欧米や中国などに比べ遅れているとして、「残念ながら日本は後進国と言われても仕方がない。被災地の東北地方は風力や太陽光、地熱の宝庫だ」として、再生可能エネルギーの導入促進が復興の鍵になると強調した。 午前中の分科会の一つでは、2020年までに温室効果ガスを90年比25%削減するとした目標について、震災後にも維持できるかどうかを議論した。午後には、欧州の取り組みやエコカーなどの環境技術、生物