和歌山県橋本市は13日、有事の際に国が発信する緊急情報のうち、「ゲリラ・特殊部隊攻撃情報」を市防災行政無線で誤って放送したと発表した。8分後に訂正放送を流したが、県警と市消防本部には市民から計約25件の問い合わせがあった。市へも複数の問い合わせや苦情が相次いだ。市防災推進室は「今後このようなことがないよう再発防止に努めます」と謝罪している。 誤報が流れたのは13日午後1時49分。市内の屋外スピーカー129カ所と個別受信器83カ所から、サイレンが14秒間鳴り、「ゲリラ攻撃情報。当地域にゲリラ攻撃の可能性があります。屋内に避難してください」という内容の放送が3回繰り返された。 市によると、国の全国瞬時警報システム「Jアラート」で受けた緊急情報を市民の携帯電話へメール配信するための設定作業中に、市職員がシステムを熟知せずに操作したのが原因という。