(15日、ノルディックスキー・ジャンプ男子ラージヒル) 葛西紀明は1回目、ヒルサイズ(140メートル)に迫る139メートルを飛び、トップのカミル・ストフ(ポーランド)とは2・8点差の2位につけた。最後から2番目の飛躍となった2回目は、133・5メートルで合計277・4点。この時点でトップに立ち、メダル獲得が確定した。「失敗したらどうしようとか、いろんなことが頭をよぎって……。でも2本ともいいジャンプができた」 最後に飛んだストフが132・5メートルをマーク、1・3点差でかわされて、優勝はならなかったが、41歳254日での銀メダル。冬季五輪の日本勢で史上最年長であるとともに、五輪のジャンプ史上でも、1948年のサンモリッツ五輪で銀メダルのルード(ノルウェー)の36歳168日を上回り、最年長となる歴史的なメダルを手にした。 「(2回目の直後に)仲間たちがすぐに駆け寄ってくれて、メダル確定がわか