LEDといえば電光掲示板を思い浮かべるかもしれないが、それはオレンジ(赤)と緑の2色しかなかったからだ。青色LEDが実現したことや、発光効率が向上したことによって、さまざまな応用製品が登場しつつある。CPMテクノロジージャパン(株)の主催で7、8日と東京都内で開催中の“LEDEX Japan 2006”には、そうしたLEDの応用技術や最新製品の展示が集まった。 青色LEDの集魚効率はイカばかり? 香川大学工学部の岡本研究室はイカ釣り漁船用の“LED集魚灯”の研究を行なっている。あの海上に煌々と照る、イカ釣り漁船の灯りは、まもなく一斉に青くなるのかもしれない。 LEDは、従来使われてきたメタルハライド灯に比べてエネルギー変換効率が高く、消費電力を32分の1以下に抑えることができるという。漁船ではエンジンの動力をベルトで発電機に伝えて電力を供給電しているため、これはそのまま燃料消費の低減につな