印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 業務で使われたHDDの廃棄は、格納していたデータの漏えいを確実に防ぐために、専門業者などでHDDに幾つもの穴を開ける物理破壊を選ぶケースがほとんどだ。処理後に業者から証明文書なども発行されるが、見た目にも分かりやすいだろう。しかし、クラウドサービスの業務利用なども広がる中で、物理破壊という方法だけで十分だろうか。長野県塩尻市は、2021年10~11月にネットワンシステムズと共同で、物理破壊ではなくデータ消去を行う方法でのプロセスを実証実験で検証した。塩尻市とネットワンシステムズに、狙いや意義などを聞いた。 この実証は、総務省が2020年12月に公開した「地方公共団体における情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」(PDF)に基づく