台風18号の影響による大雨の影響で茨城県常総市を流れる鬼怒川の堤防が決壊して、あたり一面が水没した。また、最近はゲリラ豪雨などで道路が冠水するケースが少なくなく、テレビ画面からは、その場を動けなくなって取り残されたクルマを見ることも増えた。 日本自動車工業会では、クルマが浸水・冠水した状態ではエンジンの吸気系に水が入っている可能性があり、その状態でエンジンをかけるとエンジンを壊してしまう恐れがある。さらには電気系統がショートすることで火災が発生する恐れがある、と警告している。 エンジンをかけると発火する恐れがある! 鬼怒川での水害を受けて、国土交通省が「浸水・冠水被害を受けた車両のユーザーへの注意事項について」呼びかけたのは2015年9月16日。「水に浸った車両は、外観上問題がなさそうな状態でも、電気系統のショートなどにより、車両火災が発生するおそれがあります」として、対処方法を示した。