iOS5で鳴り物入りで登場して、その仕組みがMountain Lionにも取り入れられたと錯覚しがちな通知センターであるが、実は通知センターという考え方は、はるか昔のNeXTSTEPの頃からあった。その証拠に、通知センターを実現するクラス(NSUserNotificationCenter)はNSで始まっている。NSはNeXTSTEPの頭文字なのだ。 NSUserNotificationCenterは、Mountain Lionで導入された、その名のとおりユーザーのための通知センターである。一方、NeXTSTEPの頃から使われている通知センターは、NSNotificationCenterである。Userが抜けている。NSNotificationCenterは、オブジェクト(プロセス)間の通信のための通知センターである。オブジェクトに通知することが目的なので、GUIとして視覚的に見せていないの