オーストラリア・ビクトリア州の警察当局は、州内を自動車で移動する際は米AppleのiOS 6用地図アプリを使用すべきではないとドライバーに警告した。地図上の街の位置が誤っており、命に関わる危険もあるためで、実際にこの数週間で6人を救助することになったという。AFP通信などが報じた。 メルボルンがある同国東南部のビクトリア州で、内陸部の街・ミルデューラに行こうとした車が国立公園の真ん中に迷い込むケースが相次いだという。同州警察によると、iOS 6の地図アプリを調べたところ、ミルデューラの位置が実際の街とは約70キロずれたマレー・サンセット国立公園の中心に示されていた。 同国立公園では水を入手できず、気温も摂氏46度に上昇するなど危険があり、場合によっては命に関わると警告。あるドライバーは24時間にわたって水と食料もないまま立ち往生し、長い距離を歩いて警察に助けを求めたという。 同州警察はAp