帝国データバンクの調査によると、ラジオリスナーは増える傾向にあるものの、ラジオ広告費の減少によりラジオ業者の収入高は3期連続で減少していることが分かった。 【こちらも】NHK、AMラジオと衛星放送を削減へ 収入源と民業圧迫の懸念も理由 ■3年連続で収入が減少中 27日、帝国データバンクが「ラジオ放送事業者231社の経営実態調査」を発表した。これは同社の企業概要ファイル「COSMOS2」において、2015年度から2019年度決算の収入高が判明したラジオ放送事業者231社について分析したもの。 2019年度の収入高合計は、前年度比2.3%減の1,136億3,000万円だった。15年度(1,188億8,500万円)以降をみると、16年度は1,200億7,000万円(前年度比:1.0%増、以下同じ)と増えたものの、17年度は1,177億1,600万円(2.0%減)、18年度は1,163億6,400