北京で冬季五輪が行われていますが、あらためて昨夏の東京五輪を思い出した1週間でした。 というのも『明治神宮外苑 再開発で樹木約900本伐採の計画 有識者が懸念』(NHK)というニュースがあったからです。新聞読み比べが趣味の私ですが、神宮再開発についての記事はずっと前から気になっていました。たとえば「高さ制限撤廃」というキーワード。美しい景観を守るために高さ制限「15メートル」だった明治神宮外苑が新国立競技場をつくることで一気に「80メートル」に引き上げられていた。東京五輪の招致が呼び水になったのだ。 これによって新国立の建設を中心とした神宮外苑の再開発が可能になった。高層ビルがどんどん建てられている。こういう現実を知ると東京五輪(新国立競技場の建設)は再開発の“アリバイ”として使われたのだろうか? そんな見立てすらも五輪前に浮かびました。そしたら今回のニュースです。 《ビジネス最優先、防災