JR京都駅前の京都中央郵便局(京都市下京区)について、運営会社の日本郵便(東京都千代田区)などが地上14階建ての複合ビルに建て替えを計画していることが分かった。京都駅ビルとほぼ同じ高さ約60メートルで、市の高さ規制31メートルを大幅に超える。市が「都市再生特別地区」に決定すれば、建設が可能となる。 【写真】再開発予定地 京都中央郵便局は地下1階、地上6階建てで高さ約40メートル。延べ面積は約4万3千平方メートル。1961年の完成から60年が過ぎ、老朽化が進む。下層階は配送車の発着や作業に使うため通常の建物より天井が高く、事務所や商業施設などへの転用が難しい。そのため、建て替えることにした。 日本郵便と京都駅ビル開発(下京区)が京都市に11月22日付で提出した開発構想届によると、この郵便局と、隣接する立体駐車場を合わせた1万200平方メートルの土地に、地上14階・地下4階建てのビルを建設する