タグ

ブックマーク / webronza.asahi.com (9)

  • 沖縄県警は、なぜチョウ類研究者宅を家宅捜索したのか - 桜井国俊|論座アーカイブ

    沖縄県警は、なぜチョウ類研究者宅を家宅捜索したのか 国策に異を唱え、米軍の廃棄物を告発した宮城秋乃さんを見せしめに 桜井国俊 沖縄大学名誉教授、沖縄環境ネットワーク世話人 6月4日、筆者の携帯が鳴った。登録していない番号からの電話だった。チョウ類研究者の宮城秋乃さんの友人だと名乗った女性は、宮城さんに頼まれて至急の電話をしてきたのだという。 何事か?と耳をすますと、宮城さん宅が4日午前に家宅捜索され、パソコンなどが押収されたため、筆者が依頼していた原稿の提出が出来なくなったとの伝言を頼まれたとのことであった。 「そこまでやるのか」という思いと「やはり」という思いが相半ばした。宮城秋乃さんは、返還された米軍北部訓練場跡地の森を踏査し、米軍廃棄物の2000発以上の空包、手投げ弾、野戦、放射性物質コバルト60を含む電子部品などを次々と発見し、それを地元の沖縄タイムス、琉球新報が繰り返し報道して

    沖縄県警は、なぜチョウ類研究者宅を家宅捜索したのか - 桜井国俊|論座アーカイブ
  • 沖縄・女性暴行殺害事件の「第二の加害者」がすべきこと - 阿部 藹|論座アーカイブ

    沖縄・女性暴行殺害事件の「第二の加害者」がすべきこと 国際人権スタンダードから、日政府の対応を考える 阿部 藹 琉球大学客員研究員 今から5年前の4月28日、沖縄島中部のうるま市に住む当時20歳の女性がウォーキングに出かけた後に行方不明となった。 家族や友人の必死の捜索にもかかわらず、結末は最悪のものとなる。沖縄県警は、女性のスマートフォンの位置情報が途絶えた工業団地付近の防犯カメラの記録から元米海兵隊員で軍属の男が関与していると特定。5月19日には供述通りに恩納村の山中から遺体が発見され、この元米兵は死体遺棄の疑いで逮捕された。沖縄県警の執念の捜査が実り、男は裁判にかけられ、2018年に無期懲役の判決が確定している。 一つの事件としてみれば、容疑者が逮捕され、判決を受けて懲役に処されることで区切りがついた、とみなされるのだろう。しかし、沖縄の多くの人にとってこの事件の加害者の逮捕と服

    沖縄・女性暴行殺害事件の「第二の加害者」がすべきこと - 阿部 藹|論座アーカイブ
  • 国民の黙認が沖縄に基地負担を強いている - 桜井国俊|論座アーカイブ

    4月12日は米軍普天間飛行場の全面返還に日米が合意してから25年目の節目の日であった。「5ないし7年以内に返還する」と当時の橋龍太郎首相とモンデール駐日米国大使が発表してから、なんと四半世紀もの時が無為に経過したのである。 1995年に起きた米兵による少女乱暴事件に抗議する8万5千人(主催者発表)の超党派県民大会参加者の怒りが、日米両国政府を突き動かして翌年の返還合意となり、とっくの昔に宜野湾市民に平穏な日々が戻っていたはずだったのに。 返還合意から25年目の4月12日当日、普天間飛行場は宜野湾市のど真ん中に相変わらず居座り続け、市民が憩う夕時に、外来のFA18戦闘攻撃機が耐えられないまでに激しい騒音をまき散らしながら離着陸を繰り返した。この3月、4月と続く外来機の訓練による騒音は、普天間基地から7km離れた那覇に暮らす筆者にも耐えられないほどのものであり、普天間基地周辺に暮らす人たち

    国民の黙認が沖縄に基地負担を強いている - 桜井国俊|論座アーカイブ
  • 菅新内閣で強まる沖縄への「北風」 - 桜井国俊|論座アーカイブ

    菅新内閣で強まる沖縄への「北風」 いま求められる「逆格差論」の復興 桜井国俊 沖縄大学名誉教授、沖縄環境ネットワーク世話人 9月16日、菅新内閣が発足した。閣僚名簿が発表され、河野太郎氏が沖縄担当大臣に任命された。「防衛相経験者で基地問題に明るく、コストカッターで予算措置でも沖縄を特別扱いしないだろう」というのが政府関係者の評だ。穿った見方をすれば、まつろわぬ民が暮らす沖縄へのより厳しい対応を河野氏に期待しているとも言える。 翌9月17日、河野沖縄担当大臣は、記者会見で「基地問題を無視して沖縄振興を語るわけにはいかない」として、米軍基地をリソース(資源)と捉え振興を進める「ひっくるめ論」を主張した。彼は「沖縄の中学、高校生の英語能力が日でトップクラスのようになったっておかしくない」と述べ、基地の存在を県内学生の英語力強化につなげるべきだと主張した。しかし、これまでだけでなく、これからも米

    菅新内閣で強まる沖縄への「北風」 - 桜井国俊|論座アーカイブ
  • 眼鏡禁止騒動。どこが女性差別かわからないのだが - 杉浦由美子|論座 - 朝日新聞社の言論サイト

    テレビやネットニュースで、女性が眼鏡をかけることを禁止している職場があることが取り上げられ、「女性差別だ」という声が高まっている。加藤勝信厚生労働相もこの問題に触れ、「男女が同じ仕事内容の場合、男性はよくて女性はダメだというのは男女雇用均等法の趣旨に合っていない」といった。 このニュースを小耳に挟んだ時、私も「なんてひどい」と思い、関連の記事に目を通した。すると、最初とは違う印象を持ち始めた。 これは果たして女性差別なのだろうか。確かに、今でも「同僚の女の子が可愛いと男が頑張る。だから、女は顔で採用する」という企業はある。そういう職場で「女性は眼鏡禁止。男が萎えるから」というなら、それはれっきとした女性差別だろう。組織内部においては、男性も女性も対等なのに、男性の嗜好にあわせた外見を女性に強要するのはセクハラともいえる。 男女でドレスコードは違って当然では だが、今回、眼鏡が禁止されている

    眼鏡禁止騒動。どこが女性差別かわからないのだが - 杉浦由美子|論座 - 朝日新聞社の言論サイト
    atoz602
    atoz602 2019/12/22
    女は女を差別しないと?ドレスコードに性別に依る強要はあってそれはセクシズムと言えると思います。ちょっと的外れ感。
  • 乳袋、乳テントってなんだ? - 赤木智弘|論座アーカイブ

    実際に「乳袋」ができるブランドはあるか 日赤とのコラボキャンペーンで、新宿の献血センターなどに貼られていた「宇崎ちゃんは遊びたい!」のポスター。これに描かれていた、作品のヒロイン宇崎花の造形が「環境型セクハラではないか」「乳袋が性的に誇張されており卑猥である」などとTwitterで騒がれている。 こうしたアニメやマンガ(以下、二次元)のキャラの造形は今までも何度も問題になっているが、今回注目されたのは「乳袋」と言われる表現である。 「乳袋」とは、マンガで巨乳キャラクターを描く際に、巨乳の全裸女性のボディラインどおりに服が存在するかのように描く表現手法である。服を着ているのにもかかわらず、胸の形、特に胸の谷間や下乳のラインが、ビキニでも着ているかのようにハッキリと見えるのが特徴である。 問題になった宇崎ちゃんのポスターの絵も乳袋であると言える。当然、現実の服では、そのような状態はありえないか

    乳袋、乳テントってなんだ? - 赤木智弘|論座アーカイブ
  • 山本太郎から自民党を支持してきた皆様へ - 山本太郎|論座アーカイブ

    太郎から自民党を支持してきた皆様へ 法人税を減税し、消費税を増税するのはおかしくないですか? 私は野党の一員です! 山太郎 参議院議員 れいわ新選組代表 「論座」選挙イベントのお知らせ 安倍首相は6年半前に倒れた民主党政権を今なお「悪夢」と批判し、今夏の参院選を乗り切る構えです。安倍首相の国政選挙5連勝の立役者は野党だったといえるかもしれません。日政治をまっとうにするには、低迷する野党の再建が不可欠です。「論座」は7月7日、『中島岳志×保坂展人 野党はどう闘うべきか』を開催します。「山太郎現象」も主要な討論テーマです。申し込みはこちら→【イベント申し込み】 安倍政権は経団連中心主義 私・山太郎は、この度、「れいわ新選組」という政党を立ち上げました。6年間、参議院議員を務め、様々な政治課題に取り組んできました。その過程で、多くの国民の経済的苦境に直面し、経済政策の重要性に気づき

    山本太郎から自民党を支持してきた皆様へ - 山本太郎|論座アーカイブ
  • 保坂展人から野党へ 与党支持者を取り込むコツ - 保坂展人|論座アーカイブ

    保坂展人から野党へ 与党支持者を取り込むコツ 「せたがやYES!」で制した世田谷区長選。勝因は「与野党対決」の枠を超えたこと 保坂展人 東京都世田谷区長 ジャーナリスト 世田谷区長選挙を戦い終えて 時代と人々の暮らしの海の中に、身体ひとつで飛び込んでいくのが選挙です。 短時間に有権者と交わす言葉の片鱗や、握手を交わす時に見える瞬間の表情が語るものは、私の心の中に濃縮され、集積していきます。候補者としての私が語る「言葉」が浮遊し拡散するのか、それとも聴衆の心に届くのか、今回もドキドキしながらマイクを握り、語り続けました。 4月21日投開票の世田谷区長選挙で、私は3度目の当選を重ねました。 それでも、薄氷を踏むような思いで、これまでの2期8年間の営為が人々にどう伝わっているのか。いや「人々」ではなくて、ひとりひとりが織りなす「日常」にはたして届いていたのかどうか。普段は毎日10数通届くメールや

    保坂展人から野党へ 与党支持者を取り込むコツ - 保坂展人|論座アーカイブ
  • [2]生活保護行政はなぜ目的を見失ったのか? - 稲葉剛|論座アーカイブ

    [2]生活保護行政はなぜ目的を見失ったのか? 小田原市ジャンパー問題の背景を探る 稲葉剛 立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科客員教授 ランチタイムに行きつけのラーメン屋に行こうと思ったが、満員で入れなかったので、仕方なく、入ったことのない隣のラーメン屋を試してみることにした。その店の名前は「RAT」。「RATってネズミだろ?ラーメン屋にそんな名前をつけるなんて、どういう神経なんだ?」と同僚と噂をしていた店である。 無銭飲撲滅を優先するラーメン屋 のれんをくぐるなり、店員が鋭い目線でにらんできたので、瞬間で「失敗した」と確信した。まるで警官が犯人を捜しているようなまなざしである。 視線を合わさないように、一種類しかないラーメンを注文するが、店員の来ているジャンパーのエンブレムに「ラーメン屋なめんな」という文字があるのが見える。背中には「我々は正義である。無銭飲しようとするなら、あえ

    [2]生活保護行政はなぜ目的を見失ったのか? - 稲葉剛|論座アーカイブ
  • 1