2015年5月24日のブックマーク (10件)

  • 【世界の議論】「カストロ家」の闘い 今は「同性婚」(3/3ページ)

    議長、法王に謝意 ロイター通信などによると、13年間連れ添ったパートナーと式を挙げたラウル・オルタさんは「これまでどれだけ不利益を被ったか計り知れないが、いつかこうした日が来ることを夢見てきた」と話した。 カトリックが圧倒的に多い中南米諸国では、同性婚が合法化されているのはアルゼンチンとウルグアイだけで、他に都市としてメキシコ市で認められている。マリエラさんの尽力で同性愛カップルに異性愛カップルとほぼ同じ権利が認められるようになったキューバは、中南米で同性婚が合法化された3番目の国になろうとしている。 マリエラさんは愛の儀式を見守りながら、「一人一人の人間は全くの平等で、完全な平等が実現してほしいと思うからこの運動を続けている。来年のデモでは正式な『結婚式』ができるよう合法化に向けて頑張る」と言い切った。 ラウル氏は10日、バチカンを訪れ、米国との国交正常化交渉で仲介役として大きな役割を果

    【世界の議論】「カストロ家」の闘い 今は「同性婚」(3/3ページ)
  • 【世界の議論】「カストロ家」の闘い 今は「同性婚」(2/3ページ)

    キューバでは1959年の革命後、同性愛は社会秩序を乱す悪とみなされ、ラウル氏の兄のフィデル・カストロ氏(88)が首相や国家評議会議長を務めていた時代には徹底的に差別され、同性愛者は矯正労働キャンプに送られていた。 しかし、2000年代に入ると徐々に空気が変わりだし、05年にマリエラさんは性同一性障害者には性転換手術を受けることを認める法案を提出。3年の審議を経て08年から施行され、現在、キューバでは無料で性転換手術が受けられる。 08年2月にフィデル氏が引退すると、マリエラさんはこの年から毎年5月、同性愛嫌悪(ホモフォビア)反対デモをリーダーとして実質的に主催してきた。今年は8回目だが、これまでは300~400人しかいなかった参加者が、今回は1000人以上に増加。さらにキューバだけでなく米国からも聖職者を呼び、20組の同性カップルの「愛の儀式」も執り行った。同性婚がまだ合法化されておらず、

    【世界の議論】「カストロ家」の闘い 今は「同性婚」(2/3ページ)
  • 【世界の議論】「カストロ家」の闘い 今は「同性婚」(1/3ページ)

    ラウル議長の長女 合法化求め大規模デモ 米国との国交正常化交渉を始めるなど、その変化が注目されているキューバの首都ハバナで9日、同性愛者たちが権利拡大と同性婚の合法化を求める大規模なデモを行った。デモを取り仕切ったのは、国家元首であるラウル・カストロ国家評議会議長(83)の長女で性科学者としても知られるマリエラ・カストロ氏(52)。かつてキューバでは、同性愛者は迫害の対象になっていたが、マリエラさんは「今後1年以内に同性婚を合法化させたい。偏見を抱えていては、われわれは先へ進むことができない」と語った。(SANKEI EXPRESS) マイノリティー支援 マリエラさんはキューバ国立性教育センターの所長で、機関誌「性科学と社会」の編集長も務めている。離婚歴が1度ある3人の子の母で、自身はセクシュアル・マイノリティーではないが、同性愛者や性同一性障害者などの支援を積極的に行ってきた。人民権力全

    【世界の議論】「カストロ家」の闘い 今は「同性婚」(1/3ページ)
  • 性的少数者の児童生徒に配慮 県教育長、研修会など通じ啓発へ

  • 私はここに〜性的マイノリティーの今(3) 「いない」が前提の教室|あなたの静岡新聞

    私はここに〜性的マイノリティーの今(3) 「いない」が前提の教室 「性的マイノリティーは成人の7・6%いる」とする電通の調査結果が4月、発表された。中学校や高校のクラスに当てはめれば1クラスに2、3人はいる計算だ。 高校の保健体育の教科書は「異性への関心が高まる」という記述がある。杉田さんは「そうでない人もいることを忘れないでほしい」と話す=14日、浜松市内 「見えないから『いないもの』にされている。当は、性的少数者はそこら中にいるのに」 性的マイノリティーであることを公言し、インターネットなどで当事者発信をしている浜松市の高校2年杉田さん(16)は、学校が抱える問題をこう指摘する。 当事者の多くは中学校や高校で当の自分に気付くが、閉ざされた学校生活で公言しない。それゆえ、教師やクラスメートのちょっとしたジョークに傷つき、自己否定を重ねている。 中学生の時、女の子を目で追っている自分に

    私はここに〜性的マイノリティーの今(3) 「いない」が前提の教室|あなたの静岡新聞
  • 私はここに〜性的マイノリティーの今(4) 父の決断 全力で支える|あなたの静岡新聞

  • 【生きる 働く 第5部】LGBT 自分らしく2>公表阻む職場の偏見 | 西日本新聞me

    LGBT(性的少数者)の人たちにとって、どんな職場が働きやすく、どんな職場が働きにくいのか。カミングアウトして働くことをどう感じているのか。当事者たちに聞いてみた。 「こいつ、ゲイだから」。福岡県内のIT企業に転職した慎也さん(37)は、初めて会う同僚の健二さん(34)のことを上司からこう紹介された。名前や所属部署よりも先に、だ。 実は、慎也さんもゲイ。「こんな紹介のされ方をするなんて、ここで働く間はカミングアウトしたくない」。それが会社の第一印象で、周囲の健二さんへの対応を見るうちに、その思いはますます強くなった。 社内の一部は、健二さんのことを「彼」ではなく「彼女」と呼ぶ。たまたまピンク色の紙バッグを持っているのを見ると、女性用の服を買ったと誤解し「ついにそういう服を着るんだね」とからかう。「もっと女子力つけろよ」と言う人まで。健二さんは恋愛対象が男性であって、心の性が女性なわけではな

    【生きる 働く 第5部】LGBT 自分らしく2>公表阻む職場の偏見 | 西日本新聞me
  • 【生きる 働く 第5部】LGBT 自分らしく<3>就活の悩みサポート | 西日本新聞me

    「周りに同じような人がいなかったから、自分がどうなりたいのか、将来像がうまく描けなくて」。埼玉県の大学4年生ルイさん(22)は、トランスジェンダー(心と体の性が異なる人)。就活のまっただ中だ。 女性として生まれたが、心の性は男性寄り。髪は短く、化粧やスカートは苦痛で、服も男性用がしっくりくる。今のところ、手術して戸籍上の性を変えたいとは思っていない。職種や勤務条件よりも、そんな自分を理解してくれる会社で働きたい。 「カミングアウトが面接で不利に働くのではないか。受け入れてくれる会社が見つかるのか」。悩み、迷いながら、説明会やセミナーに参加している。 3月中旬、東京都内で開かれた「LGBT就活トークライブ」は、ルイさんのような学生たちの支援が目的だ。 「門前払いの企業もあったが、前例はなくても受け入れたいという企業もたくさんあった。LGBTフレンドリーな(LGBTに理解を示す)企業は外資系だ

    【生きる 働く 第5部】LGBT 自分らしく<3>就活の悩みサポート | 西日本新聞me
  • 【生きる 働く 第5部】LGBT 自分らしく<4>企業 環境整備の動き | 西日本新聞me

    拡大 ドイツ銀行グループのオフィスは、シャツやストールなど、LGBTへの共感、理解のメッセージを示す紫色であふれた=15日、東京都千代田区 2日後の「同性愛嫌悪とトランスジェンダー嫌悪に反対する国際デー」に合わせ、支援や共感を「Wear Purple(紫を着ること)」で示す社内キャンペーンが理由だ。 「カミングアウトできない社員にとっても、支援しているというメッセージは大きな力になるはず」。同グループ、ドイツ証券の柳沢正和さん(37)は笑顔を浮かべた。4年前に、ゲイだと職場で明かした。同性パートナーとの同居が社宅の利用条件に合わないと不動産会社に指摘され、人事部に相談して家族扱いが認められたことがきっかけだ。 2013年には、同グループのLGBT(性的少数者)ネットワーク「DBプライド」を日でも立ち上げた。当事者が悩みを相談できる窓口を作って社内に告知し、LGBTをテーマにした講演会も開

    【生きる 働く 第5部】LGBT 自分らしく<4>企業 環境整備の動き | 西日本新聞me
  • 【生きる 働く 第5部】LGBT 自分らしく<5完>「市場」超えて理解を | 西日本新聞me

    拡大 ヒルトン福岡シーホークで開かれた勉強会で、LGBT当事者にどう接客するかを話し合うスタッフ=3月、福岡市 3月末、福岡市のホテル、ヒルトン福岡シーホーク。同市でLGBTの情報発信などに取り組むNPO法人「Rainbow Soup」の理事長、小嵒(こいわ)ローマさん(41)は、ホテルのスタッフ約50人に語りかけた。 同ホテルはこの日、LGBTの勉強会を初めて開いた。基礎知識を学んだ後はグループに分かれ、具体例を想定して議論した。(1)同性2人連れがダブルルームを予約している(2)同性カップルからレストランで記念日を祝いたいとの申し出があった(3)トランスジェンダーが大浴場の利用を希望した-などの例だ。 LGBTの法務支援に携わる行政書士の中橋優さん(40)=北九州市=は、小嵒さんと一緒に講師として参加した。中橋さんによると(1)は実例で、ホテル側は「ツインへ変更できますよ」と案内してし

    【生きる 働く 第5部】LGBT 自分らしく<5完>「市場」超えて理解を | 西日本新聞me