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  • NHK鈴木奈穂子アナ「私が言われてる本って感じ。子どもごめんね」

    NHKの鈴木奈穂子アナウンサー(42)が10日、MCを務める情報番組「あさイチ」(月~金曜前8・15)に生出演。絵作家、宮西達也さん(67)の作品「おかあさん だいすきだよ」について語った。 ゲストの歌手、アンジェラ・アキ(46)が絵の一部を朗読すると、鈴木アナは「いいですよね。私が言われてるって感じ。子どもごめんねと思いながら」と苦笑していた。 鈴木アナは神奈川県出身で2004年にNHKに入局。高松局、松山局を経て東京アナウンス室勤務となり、「NHKニュースおはよう日」「ニュースウオッチ9」「NHKニュース7」でキャスターを務めた。第1子出産による産休・育休を経て21年春から「あさイチ」のMCを担当している。 ■宮西 達也(みやにし・たつや) 1956(昭和31)年12月23日生まれ。静岡・熱海市出身。日大三島高校を卒業後、イラストレーターを目指して日大学芸術学部美術学科に進学

    NHK鈴木奈穂子アナ「私が言われてる本って感じ。子どもごめんね」
  • アンジェラ・アキ、10年ぶり再始動「4年近く時間を費やしてきました」

    「この世界の片隅に」の開幕記念会見に出席した左から村井良大、大原櫻子、昆夏美、海宝直人、アンジェラ・アキ シンガー・ソングライターでミュージカル音楽作家のアンジェラ・アキ(46)が10日、東京・有楽町の日生劇場で楽曲を手掛けたミュージカル「この世界の片隅に」の開幕記念会見に出席した(30日まで)。 主演は昆夏美(32)と大原櫻子(28)のダブルキャストで9日に開幕。こうの史代の同名漫画が原作で、太平洋戦争下に広島県呉市で生きるすずを演じる。 2014年に渡米し、米国の音楽大学で作曲を学び直したアンジェラは同作で10年ぶりに日での音楽活動を再始動し、全編の楽曲を手がけた。「4年近く時間を費やしてきました。ピアノと一人で向き合って作ってきたものが演者さんの声を通して新しいものに生まれ変わった」と感激したようす。 昆は「昨日お客さまの前で歌ったときに、すごく没入感のある曲が多いなと思いました」

    アンジェラ・アキ、10年ぶり再始動「4年近く時間を費やしてきました」
  • NHK鈴木奈穂子アナ「向こうに渡った当時お子さんは2歳。すごい」

    NHKの鈴木奈穂子アナウンサー(42)が10日、MCを務める情報番組「あさイチ」(月~金曜前8・15)に生出演。番組にゲスト出演した歌手、アンジェラ・アキ(46)の人生の決断に驚いた。 アンジェラは2014年に無期限で活動を休止し渡米。音楽大学に入学した。鈴木アナが「向こうに渡った当時お子さんは2歳。すごいと思って。すべての環境を変えて子育てもしながらのこの10年」と指摘すると、アンジェラは「これは絶対に音楽の知識を得たい、学びたいという気持ちが強かったからできたと思うんですけどね」と振り返っていた。 鈴木アナは神奈川県出身で2004年にNHKに入局。高松局、松山局を経て東京アナウンス室勤務となり、「NHKニュースおはよう日」「ニュースウオッチ9」「NHKニュース7」でキャスターを務めた。第1子出産による産休・育休を経て21年春から「あさイチ」のMCを担当している。 ■アンジェラ・アキ 

    NHK鈴木奈穂子アナ「向こうに渡った当時お子さんは2歳。すごい」
  • ミュージカル「この世界の片隅に」で10年ぶりに再始動するアンジェラ・アキが原作者と初対面

    ミュージカル「この世界の片隅に」の稽古場を訪れた原作者、こうの史代さん(左から2人目)と初対面した左から大原櫻子、アンジェラ・アキ、昆夏美 シンガー・ソングライター、アンジェラ・アキ(46)がこのほど、音楽を担当するミュージカル「この世界の片隅に」(東京・日生劇場、9~30日)の原作者、こうの史代さんと対面した。 同作は、太平洋戦争下の広島・呉市でつつましく過ごす人々の姿を描く同名漫画が原作で、ドラマや映画にもなった人気作。 2014年に活動を休止し、同作で再始動するアンジェラは、主人公のすず役をダブルキャストで演じる女優、昆夏美(32)と大原櫻子(28)と、稽古場を訪問したこうのさんと初対面。 アンジェラが「すずさんや周りのキャラクターにモデルはいるんですか?」の問いに、こうのさんから「周作の職業だけは私の親戚をモデルにしていますが、あとは全部創作ですね」と返答。アンジェラは初めて原作を

    ミュージカル「この世界の片隅に」で10年ぶりに再始動するアンジェラ・アキが原作者と初対面
  • 「東京レインボープライド2024」、渋谷で1万5000人がパレード 虹色の行進、多様な性発信

    LGBTQなど性的少数者の権利を向上させ、社会の理解を広げようと、当事者らによる「東京レインボープライド2024」のパレードが21日、東京・渋谷周辺で行われた。主催者発表で約1万5000人が行進し、性の多様性を象徴する虹色の旗をはためかせた。 主催するNPO法人「東京レインボープライド」によると、前身のパレードが1994年8月に東京で始まって今年で30周年。今年のテーマは「変わるまで、あきらめない。」。先進7カ国(G7)で唯一、同性婚や国レベルのパートナーシップ制度を導入していないなど、日の現状に対する批判も込めた。 東京レインボープライド共同代表理事で、心と体の性が一致しないトランスジェンダーを公表した元フェンシング女子日本代表の杉山文野さん(42)は「性的少数者の認知度は高まり、今では常識と言えるほどになった。ただ法律が変わらないと当事者の状況は変わらない。法律が変わるような社会を醸

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  • 【ボクシング】元女子フライ級王者・真道ゴー、性同一障害を乗り越え、男子と初対決で判定負けも「楽しく闘うことができました」

    プロボクシングの元世界女子フライ級王者で性別適合手術を経て男子選手としての活動を目指す真道ゴー(36)=グリーンツダ=が10日、エディオンアリーナ大阪で、現役男子プロの石橋克之(35)=姫路木下=とバンタム級3回戦で対戦。3回にダウンを奪われ、0-3で判定負けしたが、初の男子選手との対決にリング上で「楽しく闘うことができました。たくさんの方に支えていただき、感謝しています」と晴れ晴れとした表情で語った。 準公式試合として行われたバンタム級3回戦で判定負けした後、晴れ晴れとした表情でインタビューに答える真道ゴー(右)=エディオンアリーナ大阪(撮影・月僧正弥)試合は日ボクシングコミッション(JBC)公認の準公式試合として行われた。通常のプロの公式戦と同様、1回3分でヘッドギアは着用せず、計量は前日。JBCのレフェリー、ジャッジが採点し、勝敗を決める。当然、上半身は裸で闘う。この試合に備え、約

    【ボクシング】元女子フライ級王者・真道ゴー、性同一障害を乗り越え、男子と初対決で判定負けも「楽しく闘うことができました」
  • 荒木絵里香さんらがJOC理事へ

    今月末に役員を改選する日オリンピック委員会(JOC)が、新たな理事にバレーボール女子で2012年ロンドン五輪銅メダリストの荒木絵里香さん(38)や、サッカーのJリーグ前チェアマンの村井満さん(63)らを起用する方向であることが17日、関係者への取材で分かった。29日の評議員会で正式に選出する。 関係者によると、理事候補には日ゴルフ協会理事の服部道子さん(54)やスポーツとジェンダーに詳しい中京大の來田享子教授(59)も名を連ねた。続投が有力なJOCの山下泰裕会長(66)も入った。専務理事などを含めた役職は新理事の互選で決まる。 国が策定した競技団体の運営指針「ガバナンスコード」が目標に掲げる女性理事の割合40%以上は今期に引き続き達成する見通し。元フェンシング女子日本代表で心と体の性が一致しないトランスジェンダーの杉山文野さん(41)は留任する。

    荒木絵里香さんらがJOC理事へ
  • 津田塾大、トランスジェンダー学生受け入れ ネットでは賛否両論「共学にしたら?」の声も

    津田塾大が23日、公式サイトで2025年度入試から「より多様な女性のあり方を尊重することを基方針とし、女子大学で学ぶことを希望するトランスジェンダー学生(性自認による女性)にすべての学部、大学院研究科にて受験資格を認める」と女性と自認する生物学的男性の受験を認めることを発表し、ネットではさまざまな意見が出ている。 同時にトランスジェンダー学生受け入れのガイドラインも発表され、「トランスジェンダー学生対応委員会を組織し、出願以降および入学後に学生生活上の支障が発生しないように、要望に応じて当該志願者と面談を行い」、性自認が女性であることの確認をするとしている。トイレや更衣室の利用に関しては多目的のものなどを必要に応じて利用できるとしているが、現時点で入寮はできない。入学後の性自認の揺らぎについても触れられ、「性自認はゆらぐことがあり、それが当然と言われています。入学後、性自認や戸籍等の性が

    津田塾大、トランスジェンダー学生受け入れ ネットでは賛否両論「共学にしたら?」の声も
  • 自民党・細野豪志氏「女装をした男が女風呂に入るのは心も体も男性の変態野郎」も「当事者は家族風呂を選ぶ。トランス女性を犯罪者と関連付けることは当事者を苦しめる」

    自民党の細野豪志衆院議員(51)が4日、自身のツイッターを更新。性的少数者への理解増進法案について私見をつづった。 LGBT議連に所属する細野氏は「トランスジェンダリズム(性自認至上主義)」を懸念するツイートを引用。元のツイートは、女性の安全や権利のための〝抵抗〟を「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」や保守派による〝差別〟であると主張するLGBT理解増進法案推進派に疑問を呈したものだった。それに対し、細野氏は「こうした声に応える責任は法案推進派の我々にある」とし、「LGBT理解増進法は新たな権利をトランスジェンダーに付与するものではない。痴漢や覗きは犯罪であり、それがストレートでもLGBTでも同様に取り締まりの対象になる。それは法案が成立しても変わらない。スーパー銭湯を経営する友人によると何年かに一度、女装をした男が女風呂に入るケースがあるとのことだった。いずれも心も体も男性の変態野郎。

    自民党・細野豪志氏「女装をした男が女風呂に入るのは心も体も男性の変態野郎」も「当事者は家族風呂を選ぶ。トランス女性を犯罪者と関連付けることは当事者を苦しめる」
  • 【ボクシング】男子ボクサーとして復帰を目指す元女子世界王者の真道ゴー、早期結論を改めて要望

    所属するグリーンツダジムの石昌也会長(左)とともに会見し、男子ボクサーとしての復帰の可否について早期の結論を訴える真道ゴー=大阪市のエディオンアリーナ大阪 心と体の性が異なる性同一性障害を公表し、男性ボクサーとしての復帰を目指す元WBC女子世界フライ級王者の真道ゴー(35)=グリーンツダ=が16日、大阪市内で会見し、復帰の可否を協議している日ボクシングコミッション(JBC)に対し、「どういう状況なのか。いつめどが立つのか。はっきりしてほしい」と早期の結論を求める考えを改めて明らかにした。 真道は2017年に手術を受けて戸籍を変更。復帰を決意し、昨年4月にJBCに男子選手として活動するためのプロテスト受検を申請したが、1年間も保留となっている。 会見に同席した所属ジムの石昌也会長によると、今年に入り、医師ら専門家で作る諮問委員会の答申を受け、JBCの理事会で3月中にも結論を出すと説明さ

    【ボクシング】男子ボクサーとして復帰を目指す元女子世界王者の真道ゴー、早期結論を改めて要望
  • JOC理事に杉山文野さん推薦 日本フェンシング協会

    フェンシング協会は26日、東京都内で理事会を開き、6月に役員改選を迎える日オリンピック委員会(JOC)の理事候補として、現理事の杉山文野さんを推薦することを決めた。元女子日本代表の杉山さんは心と体の性が一致しないトランスジェンダーで、2021年から理事を務めている。

    JOC理事に杉山文野さん推薦 日本フェンシング協会
  • トランスジェンダー公表の魔法使いアキットが東京公演スタート 「体は男性ですが心は女性。2つの人生をいきます」

    昨年10月にトランスジェンダーであることをYouTubeで公表した人気マジシャン、魔法使いアキットが7日、東京・恵比寿のシアター・アルファ東京で公演「魔法使いの頭の中~雪の降る音~」をスタートさせた。 開演前、報道陣に人を浮遊させるマジックを披露した後、会見。「小さい頃から男の子であることに違和感があり、中学生のとき自分は女性だと自覚しました。体は男性ですが、心は女性なので男性が好きです」と告白。「ずっと言わないでおこうと思っていましたが、言えば楽になる。ステージに立つ自分と、2つの人生を生きることにしました」と宣言した。 浮遊マジックを披露する魔法使いアキット告白することでファンが離れる恐怖もあったが、「ネットの書き込みでは『言ってくれてありがとう』など、ほとんどの方が理解を示してくれました」と感謝。「今回の公演はホームレスのおじさん役なので、初めてヒゲを書きました。これまでならできなか

    トランスジェンダー公表の魔法使いアキットが東京公演スタート 「体は男性ですが心は女性。2つの人生をいきます」
  • 真道ゴーが希望していた7日の公開プロテストは実施されず/ボクシング

    プロボクシング元WBC世界女子フライ級王者で、性別適合手術と戸籍変更を経て男性となった真道ゴー(35)=グリーンツダ=が、男子として受験することを希望していた7日のグリーンツダジム興行(大阪・枚方市立総合体育館)での公開プロテストは実施されないことが5日、分かった。日ボクシングコミッション(JBC)がこの日、オンラインで開催した理事会で、受験を許可するかどうかの結論を先延ばしにしたため。 JBCは今後、正式な諮問委員会を設立し、答申を受けてから理事会で最終決定する予定。性別変更した選手が受験すれば初めてのケースとなる。真道以外にもトランスジェンダー選手でプロテストを受けたいという格闘技経験者がおり、JBCはほかのトランスジェンダー選手のことも念頭にいれて、ルールの整備を進めていく考え。 性同一性障害を公表していた真道は2008年にプロデビュー。13年に世界王座を獲得した。3度目の防衛戦で

    真道ゴーが希望していた7日の公開プロテストは実施されず/ボクシング
  • トランスジェンダー選手の出場制限 イングランド・ラグビー協会

    イングランド・ラグビー協会は29日、出生時の性別と自認する性が異なるトランスジェンダー選手の出場資格を巡り、出生時に男性だった選手が女子でプレーすることを2022~23年シーズンから禁止する規則改正を理事会で承認した。投票は賛成33、反対26(棄権2)だった。 20年秋から専門家を交えて科学的検証を行ってきた同協会は、「出生時に男性だった選手のスタミナや体格面の優位性は(男性ホルモンの)テストステロン値を下げても変わらない」とし「女子としてプレーすることを認めたら選手の安全や公平性を保てない」と結論付けた。

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  • 元世界女子王者の真道ゴーが男子としてプロテストを受験へ ほかのトランスジェンダー受験希望者も/ボクシング

    プロボクシング元WBC世界女子フライ級王者で、性別適合手術と戸籍変更を経て男性となった真道ゴー(35)=グリーンツダ=が、男子としてプロテストを受験できる見通しであることが22日、分かった。ジム会長らで組織する日プロボクシング協会は同日の理事会後にオンラインで会見を開き、日ボクシングコミッション(JBC)が人選したメンバーによる今月12日の諮問委員会で、全会一致で真道の受験をJBCに答申することを決めたと発表した。JBCは今後行われる見通しの理事会で最終決定する予定。 真道と所属ジムの石昌也会長は8月7日のグリーンツダジム興行(大阪・枚方市立総合体育館)での公開プロテストを希望しているが、JBCの成富毅事務局長はサンケイスポーツの取材に「ルールブックを改訂したり、まだ補うべき部分が多くある。諮問委員会とのやり取りがあと2、3回は必要ではないか」と最終承認が8月7日に間に合うかは不透明

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  • 元女子世界王者の真道ゴーが男子として復帰を目指す 「何を言われてもやり抜く」/ボクシング

    心と体の性が異なる性同一性障害を公表していたプロボクシングの元WBC女子世界フライ級王者で2017年に引退した真道ゴー(34)=グリーンツダ==が21日、大阪市内で会見し、男子選手として現役復帰を目指すことを表明した。男女両方の性でリングに立てば、日では初めて。「厳しく、未知の世界であり、不安はあるが、まずはリングに上がり、1勝をすることを目指したい」と意気込んだ。 真道は引退した17年に性別適合手術、戸籍変更を経て男性となり、一般女性と結婚した。3児の父親となった現在は、故郷の和歌山市で児童の発達支援などを行う会社を経営しているが、ボクシングへの思いに突き動かされ、昨年9月に復帰を決意して練習を再開した。すでに男子選手とのスパーリングも行っており、5月15日に予定されているプロテストの受験を目指している。 だが、日ボクシングコミッション(JBC)が財政難で3月31日に解散。清算手続き

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  • 【ベテラン記者コラム(285)】「いばらの道」前例のない挑戦 ボクサー・真道ゴーの闘い

    一方で、自分と同じように悩み、苦しんでいる人たちへの視線は忘れていない。 報道などによれば、04年7月に性同一性障害特例法が施行されてから、同法に基づき性別を変更した人は20年末までに1万人を超えている。 「その人たち(性同一性障害者)のためにするわけではないが、自分が挑戦する姿が当事者だけでなく、世の中の悩んだり、苦しんだりしている人の『もう少し頑張ってみよう』という勇気になってくれれば、有難いし、幸い」と話す。 現在、真道のプロテスト受験については日ボクシングコミッション(JBC)が財政難で3月31日に解散し、清算手続きに入ったことから受け付けられない状況になっている。 4月21日の会見で、男子のプロボクサーとして現役復帰を目指す思いを語る元WBC女子世界フライ級王者の真道ゴー(中央)。左はグリーンツダジムの石昌也会長、右は同ジムの谷川直人・顧問弁護士「誰も開かなかった扉を開くのが

    【ベテラン記者コラム(285)】「いばらの道」前例のない挑戦 ボクサー・真道ゴーの闘い
  • 【ベテラン記者コラム(285)】「いばらの道」前例のない挑戦 ボクサー・真道ゴーの闘い

    心と体の性が異なる性同一性障害を公表し、2017年に引退したプロボクシングの元WBC女子世界フライ級王者、真道ゴー(34)=グリーンツダ=が4月21日に大阪市内で会見し、男子選手として現役復帰を目指すことを表明した。日ボクシング界では、前例のない挑戦だ。 真道は17年、性別適合手術、戸籍変更を経て男性となり、一般女性と結婚。3児の父親となった現在は故郷の和歌山市で児童の発達支援などを行う会社を経営している。 引退から5年。なぜ今なのか。 幼少期から性同一性障害に悩み、「命を絶つことも考えた」という真道にとってボクシングは「生きる道を与えてくれた」存在だった。それだけに、戸籍変更に伴い引退した後もリングへの思いは尽きることがなかった。だが、過酷な世界であり、中途半端にできないことは分かっている。踏ん切りがつかず、葛藤する中、昨年7月、34歳になった。 プロテストの受験資格は16~34歳まで

    【ベテラン記者コラム(285)】「いばらの道」前例のない挑戦 ボクサー・真道ゴーの闘い
  • IOC、トランス選手巡り新指針、10項目の原則提示

    東京五輪の重量挙げ女子87キロ超級で競技を終え、手を振るニュージーランドのローレル・ハバード=8月、東京国際フォーラム 国際オリンピック委員会(IOC)は16日、出生時の性別と自認する性が異なるトランスジェンダーの選手や男性ホルモンのテストステロン値が高い女子選手を巡り、各国際競技連盟(IF)が出場資格の基準を策定する上で参考となる新指針を発表した。無差別、公平性、証拠に基づくアプローチなど10項目の基原則を考慮するよう求めた。 テストステロン値が12カ月間、一定以下などの条件でトランス女性の女子競技参加を認めた2015年のガイドラインを改めたもので「資格基準を満たすために医学的に不必要な手順や治療を受けるよう、IFやスポーツ団体から圧力をかけられてはいけない」とした。250人以上のアスリートや人権、法律、医療の各専門家などと約2年の協議を経てまとめた。 世界陸連はテストステロン値が高い

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  • 性適合手術後も「軍人でいたい」韓国20代下士官、除隊決定へ争う姿勢

    性別適合手術後に韓国軍が除隊決定したことについて、涙を流しながら記者会見する下士官=22日、ソウル(聯合=共同) 韓国軍は22日、海外で性別適合手術を受けた後に女性として軍務を全うしたいとの意向を示していた20代の下士官に対し、軍の病院が男性器の損壊などを「心身障害」と診断したことを根拠に除隊決定を下した。下士官は記者会見し「最前線に残って国を守る軍人でいたい」と訴え、行政訴訟などで争う姿勢を示した。 韓国紙、中央日報によると、陸軍戦車部隊の下士官は昨年11月末から約2週間の休暇を取り、タイで性別適合手術を受けた。裁判所で性別変更の手続きも進めている。 一方、軍は昨年7月の時点で下士官が自身の性別について苦悩していることを把握、手術を受けると軍務を続けられなくなる可能性があると伝えていたという。 下士官は帰国後、軍の病院で「心身障害」と診断された。軍は下士官が身体を故意に傷つけて障害を引き

    性適合手術後も「軍人でいたい」韓国20代下士官、除隊決定へ争う姿勢