記録に残る初めてのタッチタイピングは1888年7月25日にアメリカ人のフランク エドワード マクガリンが行った[3]。オハイオ州シンシナティで行われたタイピングコンテストで彼はタッチタイピングを用いて優勝したことが当時の多くの新聞で報道され、タッチタイピングの普及のきっかけとなった。 日本ではタイプライターの打鍵法教育用に「触鍵法」という漢字熟語が使われていた[4]。見ながら打つ方法は「視鍵法」と呼ばれる。なお、触鍵法や視鍵法は音楽においてピアノなどの鍵盤の打鍵方法についても用いられる[5]。 1913年(大正2年)発行の秋元正四著『タイプライタ教科書 : タツチメソード』(模範タイピスト養成所)は、タイプライティングの理想的練習法としてキーボードを見ずに謄写する「タッチ、メソード」(Touch method)の教科書となっている[6]。 1923年(大正12年)発行の加茂正一著『タイプラ