結城浩 / Hiroshi Yuki @hyuki たぶん十年以上前、山形浩夫氏が「翻訳したいんですがどうすれば」という方からのメールに「やれば?まずやれよ」という主旨の答えをしていたのをときどき思い返します。 2014-01-30 18:16:19 結城浩 / Hiroshi Yuki @hyuki 何を言ってるかというと、結城のところにもときどき(ごめん、うそでした。頻繁に)、「本を書きたいんですが、どうすれば?」という質問メールが来るのです。 2014-01-30 18:17:17
![本を書きたいというあなたへのメッセージ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/6bce135b3bb5e8387286598f4d35eeb03d2634e6/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fs.togetter.com%2Fogp2%2F7791fd8f8b9503c358e7c16e77c6bd15-1200x630.png)
2013-09-16 中島敦「名人伝」について。 昨日のエントリには、思いのほか多くのブクマをつけてもらい、身に余るコメントまで頂けて、その…何というか…びっくりしました。 そもそも、コールドリーディングについて書こうと思った主なきっかけは「オブラートにくるまれた悪意を見抜いてしまって」堪えてしまったからに他ならないんですよね。なのでタイトルもオチも、ああいった感じになることは必然でした。 「割と多くの人が望む能力ではあるけれど、そんなに良いことばかりでもないんだよ」っていう、言ってしまえば上から目線の不幸自慢みたいなもんだったので、おいらとしては「そんなに大したこと書いたつもりじゃないんだけどなぁ」というのが正直なところではあります。 とはいえ。あとがきでも書いた通り「被虐待の経験を持つ方に、何らかのフォローを提供できたらいいなぁ」というのも動機の一つではあったので、もし昨日のエントリを
「言葉の力」という言葉を、たまに耳にします。 その度に、こんなに気持ちの悪い言葉も中々ないよなと思う。ザワザワします。それがもしコピーライターが使っている言葉だとしたらなおのこと。その違和感を強く感じたのは、ちょっと昔の朝日新聞の広告でした。 言葉は感情的で、残酷で、ときに無力だ。 それでも私たちは信じている、言葉のチカラを。 ジャーナリスト宣言。 どうですかなんとなくモヤモヤする何かがありませんか?僕も最初は、そのモヤモヤの在処を突き止めることはできなかったのですが、小田嶋さんがとてつもなく鋭く射抜いてくれました。それがこの「コラムニスト宣言」です。とても好きな文章です。一部を引用します。 マジレスをすると、言葉を信じることより、言葉のうさんくささを自覚して、常に自らをいましめることが、ジャーナリストたる者が持つべき心構えの第一条だと思う。…中略…そう。言葉の残酷さを、言葉のせいにしては
2013-08-03 文章を書く筋力 さて3日めである。 うまく書けん。 ここんところの俺は、書きたいという動機の部分がよほど強くならないと書かない、というスタンスでやってきた。動機が充分に強いというのは、つまり書くべきこと、主張すべきことは、あらかじめ自分の内部である程度準備ができている、ということでもある。んで、それをエントリにするためのスキルというか、文章化の能力そのものは長いあいだに培ってきたので、書き出せばあとは自動的に完成する。 その一方で、最近の俺は「とりあえず文章にする」ということをあまりしてこなかった。まあ単純に仕事が忙しかったってのもあるし、今季はまじめにアニメ見てたってのもあるんだけども。余暇の時間が限られてるもんで、優先順位つけると、上のほうにあることしかできない。 んで、毎日更新ってことで、とりあえずなんでもいいから書きゃいいやと思ってたんだけど、意外にうまくいか
まあその、なんだ。 僕の話です。 僕にとって、24歳という年齢はちょっと特別だった。 高校生くらいのとき、自分がこの先どんなふうに歳をとっていくのかを想像してみたことがある。高校を出て、大学に通って、仕事をして、24歳になって、そのあとがぷっつり途切れて、次の僕はじいさんになっていた。近所の若者にうざったがられながらも飄々としている、変わったじいさんだったと思う。高校生当時の僕の想像力の限界が24歳ということだったのだろう。若者にとっての大人で、若者のことも理解できそうな、都合のいい年齢。 僕にとってこの24歳の呪縛はなかなかに大きく、「25歳になるまでにやったことないことをやらなければ」と思って取り組んだのが初めての女装だったりと、今も引きずっているやっかいなものだ。 あれから5年。 僕は30歳になる。 この5年間について”いろんなことがあった”という言葉でひと様に総括できるほど僕は自分
私が子供の頃住んでいたのはたいそうな田舎だったのですが、その中でも我が家は更に辺鄙な場所にありました。 幼稚園に入るまで、妹と私はお互いだけが遊び相手でした。我が家の半径3km以内には、他に子供がいなかったからです。 そのせいでしょうか。 幼稚園に入ってすぐに私は、自分の対人スキルが同年代の子と比べて大幅に劣っていることに気付きました。 遊びの仲間に入れない。 たまに入れてもらってもどんくさくて、みんなをイライラさせてしまう。 遠いとおい昔のことなのに、入園当時にあったいろんな出来事を、私は今でも思い出せます。 それだけ毎日緊張して過ごしていたのでしょう。 自分が他の子供と上手く遊べないことに気付いた私は、自分の何がそれほどまでに駄目なのか、いっぱい考えるようになりました。 かなしくて苦しかったですが、ぎゃんぎゃん泣きながらお母さんに引きずられて幼稚園にやってくる子が他にいたりしたので、自
なかの・こう/共感を科学する「エンパシーデザイン・ラボ」主宰。株式会社studio‐K代表取締役。ビジネスにおいて「共感力」を磨くことが、文章力、マーケティング力、コミュニケーション力、企画力など、プロフェッショナルの仕事力を高めるという考えから、「共感」と「再現性」をテーマにした文章作成法「エンパシーライティング(R)」を開発。開発してから8年の間に開催した、全72講座(1日~3日間/5~30万円)がすべて満席という人気の高さで、そのメソッドは、企業研修や教育機関などで広く活用されている。近著『稼ぐ人の「超速」文章術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など。 6分間文章術 神田昌典氏が「これは、日本が世界に誇れる文章作成法だ」と絶賛する『6分間文章術』。トヨタ、ソニー、三菱東京UFJ銀行、DeNA社員から大学教員、女子高生、小学生まで続々驚きの声が寄せられている「共感」が生まれる文章術
英語を母語としない私にとって,英語論文の執筆はとても高いハードルです。メールを書く場合には『例文集』から表現を借りて済ませられますが,論文を書く際に,同じテーマで執筆された文献の表現を書き写すことは「盗用」や「剽窃」とみなされてしまいます。 では,どうやって書けば良いのか? 本書は,英文ライティングを指導する教員をターゲットとしていますが,これから英語論文の執筆に挑戦しようとする学習者の手引きとしても有用です。 帯より 「引用と盗用研究」に基づく英文ライティングの指導書:インターネットからの「コピペ」問題など,昨今,日本の大学でも身近な問題となってきた「盗用」の問題。本書では,英語圏の研究社会における「引用」と「盗用」の考え方を紹介するとともに,日本人英語学習者にとって避ける事が難しい「表現の盗用」や「パッチワーク文」の指摘を受けないためにどのように英文指導を行ったらよいのかについて,具体
ブログを書くことってそんなに素晴らしいか? - 基本ライトノベル 「いやブログってのはさ‥‥」と一言言いたい人を集めるような記事です。「不利」って言葉がいまいちすんなりこないけど、自分にとってマイナス面があるということでいいのかな。私もブクマで釣られてみました。 最後の方に「ブログを書くのが素晴らしいと書く人は、あまりその負の側面について書く人がいないので。ブログを書くのにこんな不利がある、と書くブログがそもそも存在しないし。」とあった(最初の「書く人は」の後には「いても」を補えばいいでしょうか)。 普通、そう思った人は黙ってブログを閉じて(あるいは更新しなくなって)去っていくのであって、わざわざブログで「ブログを書くのにこんな不利がある」なんて記事を書かないのではないか。その人にとって「負の側面」より「正の側面」の方が大きいからブログを書いている、つまり「不利」ではないということ。 ただ
ごんぎつねの感想の件が一部で盛り上がっている。 私も小学生の頃、ごんぎつねを読んで、妙なことを考えたことがある。 小学校4年生の頃、私は親の蔵書を読むのが好きで、横溝正史やアガサ・クリスティを読み漁っていた(山田風太郎もその頃読んだ)。そういう読書体験があると他でも話の裏を読もうと色々と考えてしまうものである。 国語の教科書にあった「ごんぎつね」を読んで気になったのは、語り手の茂平が本来知るはずのない事柄を詳しく知っていることだ。兵十についてよく知っているのは伝聞だとか交流があったとか推測できるが、ごんについても色々と知っているのは子ども心に納得がいかなかった。 この疑問に対して、前述した作家の小説から影響を受けていた私は「茂平犯人説」を思いついたのであった。兵十に対するいたずらやその贖罪は実は茂平が行っていたものだったのだ。 しかし狐が登場する部分と茂平の関わりに整合性がとれず(当たり前
文章を書くという仕事は、ゼロを1にする作業だと思われがちだ。 小説や脚本、ゲームシナリオなどの創造的な文章ならばなおさらだ。しかし実際には、文章を書くというのは100を1にする作業だ。文章を書けるかどうかは、このことに気づけるかどうかだと思う。作家にせよ、ジャーナリストにせよ、それこそアルファブロガーに至るまで、きちんとした文章を書ける人はみんなこのことに気づいている。 狼と香辛料 (電撃文庫) 作者: 支倉凍砂,文倉十出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2006/02メディア: 文庫購入: 18人 クリック: 471回この商品を含むブログ (745件) を見る 『狼と香辛料』を書くにあたり、著者の支倉凍砂はかなりの量の文献を読み込んでいたらしい。ライトノベルは、青少年向けの「軽い小説」と見なされることが多い。しかし、そのライトノベルでさえ、メガヒットの裏側にはきちんとした情報収
忙しい人のための要約 以下の5つのパートで文章を構成する。 A.〈はじめ〉 ……内容の紹介・要約 B1.〈なか1〉 ……具体例その1 B2.〈なか2〉 ……具体例その2 C.〈まとめ〉 ……具体例の共通点 D.〈むすび〉 ……上記の共通点の一般化〈としての主張〉 書く順序は次の通り。 1.具体例をあつめる→〈なか1〉〈なか2〉 2.具体例の共通点を書く→〈まとめ〉 3.まとめから言えること(主張〉を書く→〈むすび〉 4.内容を簡単に紹介する入口を書く→〈はじめ〉 (ほかに参考になりそうな記事) ・文章の型稽古→穴埋めすれば誰でも書ける魔法の文章テンプレート 読書猿Classic: between / beyond readers ・物事を論じられるようになるスモール・ステップス→米国の小学生が使う思考ツール 読書猿Classic: between / beyond readers 書くこと
集客・販売・アフィリエイト・趣味や日常の自己発信。個人の仕事と生活が充実するライティング術を伝授します。 文章を書くのは肉体労働。 そういったら、あなたは驚きますか? マウスのカーソル移動距離や左右のクリック、 キータッチでもカロリーを消費する・・・ という意味ではありません。 (そうした消費カロリーを算出してくれる ソフトもあるようですが ) 田んぼに苗を1本1本植えていくような、 そんな「作業」のイメージが私にはあるのです。 そして「書くこと」を肉体労働にするのが 「書くスピード」をアップするコツでも あると言えます。 ■最初の1行が決まるまでパソコンに向かわない! 「書くのに時間がかかる」 というお悩みを抱く方は多いと思います。 私自身、決して書くのが早い方 だとは思っていません。 今でも「もっとスピードアップできないか?」と 常に生産性を上げる方法を模索しています。 そんな中で、こ
ダイエットをスタートするときに不安を覚えるのが、食事制限によりもたらされる慢性的な栄養不足です。青野菜を原料とした青汁を朝食と置き換えることで、カロリーを減らしながらきちんと栄養を充填できます。 黒酢は健康食として親しまれていますが、酸性の性質を持っているので食前に摂るよりも食事と共に補う、はたまた口に入れたものが胃に達した段階で飲むのが最適だと言えます。 「準備に忙しくて朝食は食べないことが多い」という人にとって、青汁は強い味方となります。グラス1杯分の青汁を飲むだけで、ビタミン・ミネラルなどの栄養成分をほどよいバランスで補うことができるとして人気を集めています。 健康作りや美容に適しているとして愛用者が多い注目の黒酢ですが、いっぱい飲み過ぎると消化器官に負荷をかけることがあるので、確実に水で薄めた後に飲むことが重要なポイントです。 普段の食事スタイルや眠り、皮膚のお手入れにも心を配って
2013年04月09日22:10 by tkfire85 人を動かす文章力講座、誰も教えてくれない文章の秘訣。 カテゴリ書評(新書) tkfire85 誰も教えてくれない人を動かす文章術 (講談社現代新書)posted with amazlet at 13.04.09齋藤 孝 講談社 売り上げランキング: 8,351 Amazon.co.jpで詳細を見る 文章力関係の本は色々とある。本当に初歩の初歩から応用まで様々です。本書「誰も教えてくれない人を動かす文章術」は、三色ボールペンでおなじみの齋藤孝さんが、学校などでは教えてくれない、人を動かすための文章術の極意を紹介している。よく、文章力関連の本というと、「まとめて書け」とか「短く伝えろ」といった事が書かれているが、本書の文章力は文章は書く上での土台となる技術です。 ●「書くための」2つの考え方。「書く」ときの考える力には2つあると述べまし
以前も似たようなことを書いた記憶がありますが、ちょっともう一度書かせて下さい。 いわゆる文章力というものには、大雑把に考えると二つの方向性があります。ざっくり「語彙力・表現力」という意味に近いものと、ざっくり「整理力・構成力」という意味に近いものです。 前者は、様々な単語や熟語、レトリックを使いこなして、きらびやかな、豊かな文章を作る能力。 後者は、文章の構造や論点をきちんと整理して、言いたいことを過不足なく、分かりやすく、読む人に伝える能力です。 この二つ、別に相互矛盾するわけではないですし、共存出来ないものでもないんですが、一方に特化すると、もう一方は発揮しにくくなる傾向があります。「表現が豊かで、しかも簡潔で分かりやすい」という文章はなかなか書きにくいんですね。短文であればあるほどそうです。 つまり、「表現力に近い文章力」と「整理力に近い文章力」をいっぺんに身につけるのは、不可能とは
ユーザーに届ける価値を徹底的に追求する マーケティングを提供します © Copyright 2022 バズ部. All rights reserved. WEBマーケティングにおいて、ライティングの技術は必要不可欠だ。 決して大げさではなく、サイトやブログにどれだけ集客出来るかも、ランディングページからどれぐらいの売上をあげられるかも、メールマガジンを使って見込み客をリピート客まで育てられるかどうかまで全てライティングにかかっている。 そこで、本日は、特にブログやサイトに効果的な「読まれる文章」を書くためのライティングの技術を詳しくご紹介する。 この通りに試して頂ければ、下図のように、多くの読者に読んでもらえる記事を書くことができるようになる。 ぜひ、じっくりご覧頂いて、実践してみて欲しい。 また、私たちバズ部は12年で400社以上のメディア支援を行い、 立ち上げから10ヶ月で14.6億円
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