警視庁池上警察署の警察官が25日夜、40代の男性を職務質問した際に、所持していたナイフの刃渡りを測り間違えて誤って逮捕していたことがわかりました。 警察署に同行を求めたうえでナイフを調べると、刃渡りは銃刀法で認められている「6センチ」を0.1センチ上回る「6.1センチ」と測定されたうえ、男性が名前や住所を明かさなかったため銃刀法違反の疑いで逮捕しました。 その後、男性は名前や住所を明かしたことなどから釈放されましたが、別の警察官からの指摘でナイフを調べ直したところ、間違って柄の部分を含めて測定していたことが判明し、実際の刃渡りはおよそ4.8センチと、銃刀法違反には当たらなかったことがわかりました。 警視庁は、男性が凶器を隠し持っていたとして軽犯罪法違反の疑いで任意で捜査する方針ですが、「このようなことがないよう指導を徹底して再発防止に努める」としています。