もちろん、経営に暴力団が関係しているのは一部の店の話だが、羽振りのよさをみて幹部たちも興味津々となり、先輩たちに出店アドバイスをしているという。今後はヤクザ系のタピオカ屋が増えるかもしれない。 「コストをかけずにブームのうちに稼ぎ、潮が引いたら撤収するつもり。だから店舗より移動販売がいいかもしれない。ヤクザ、カタギに関係なく、経済活動は楽して暴利、一攫千金が基本。クオリティを下げて儲ける努力はしても、こつこつ努力していいものを作るなんて愚の骨頂」 ◆「流行はメシの種」 タピオカ屋は、彼らにとって突飛な商売ではない。暴力団は犯罪組織というよりよろず屋で、幹部や組員たちはそれぞれ個人事業主であり、合法、非合法にかかわらず、様々な仕事で金を稼いでいる。 ヤクザの商売といえば、非合法、または非合法スレスレというイメージがあり、インターネットカジノや裏DVDの販売、非合法な風俗店、繁華街のぼったくり