南米のブラジルでは2日、新型コロナウイルスの感染が新たに確認された人がおよそ2万9000人に上り、死者も1200人以上増え、一日当たりでは、いずれも国別で最も多くなりました。こうした状況でも最大都市サンパウロでは今月から経済活動が段階的に再開され、さらなる感染の拡大が懸念されています。 ブラジルでは「ファベーラ」と呼ばれる、人口が過密な貧困地区を中心に感染が急速に拡大し、政府によりますと、2日の時点で、 ▽感染者は2万8936人増えて55万5383人、 ▽死者も1262人増えて3万1199人に上っています。 一日当たりの新規の感染者・死者の数は、ともにアメリカを上回り、ブラジルが国別で最も多くなりました。 状況が最も深刻なのがサンパウロですが、医療の受け入れ態勢が整ったなどとして、今月から一部の地域で大型ショッピングセンターの営業が認められるなど経済活動が再開されました。 WHO=世界保健
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