東京大学は、光を使った量子コンピュータの研究で、単一でさまざまな種類の計算や、複数ステップに渡る計算を実行できる万能な計算回路「光量子プロセッサ」の開発に成功したと発表。 東京大学は11月13日、光を使った量子コンピュータの研究で、単一でさまざまな種類の計算や、複数ステップに渡る計算を実行できる万能な計算回路「光量子プロセッサ」の開発に成功したと発表した。 量子コンピュータは、特定の計算を現在のスーパーコンピュータより高速に実行できるものとして、各国でさまざまな方式のコンピュータの開発が進んでいる。今回、研究チームが取り組む光を使った方式は、他の方式とは違い常温・大気中で動作が可能なことや、光を使った量子通信との相性の良さ、高クロックによる高速な計算処理ができるなどの強みがある。 しかし、従来の光量子コンピュータの方式では、複数の計算を行うには回路が大量に必要になり、回路が大規模になる欠点
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