ブックマーク / clip.kaseiken.info (10)

  • 果てしなく遠いが地続き〜山中教授と小保方博士の間 - 科学・政策と社会ニュースクリップ

    この一週間は、2つの「疑義」に揺れた一週間でした。 一つは、理化学研究所上級研究員の石井俊輔博士の疑義、そしてもう1つは、京都大学の山中伸弥教授の疑義でした。 石井俊輔氏が責任著者となっている論文に関する疑義を頂きました(片瀬久美子氏のサイト) 2000年にThe EMBO Journalに掲載された論文について(京都大学iPS細胞研究所) 山中伸弥氏の論文画像類似事案(捏造指摘ではない) この2つの疑義に、科学コミュニティは戸惑っているように見えました。これらの疑義を小保方博士の件と比較されてはたまらない、小保方博士の疑惑とはぜんぜん違う、こんな「些細なこと」で騒がれたらたまったものじゃない…というような戸惑いです。 山中教授にいたっては、報道も及び腰のような印象を受けました。ノーベル賞を受賞した日の宝である山中教授を批判したくないのでしょうか。 それは私とて同じです。山中教授は私が卒

    果てしなく遠いが地続き〜山中教授と小保方博士の間 - 科学・政策と社会ニュースクリップ
    augsUK
    augsUK 2014/05/02
    まず山中教授がなぜ会見で何を述べたのか理解せずに、ノーベル賞の足を引っ張るなが研究者の中ですらメインの反応だった時点でこれは駄目だと感じた。
  • ミスコンダクトと責任ある研究活動の距離 - 科学・政策と社会ニュースクリップ

    昨日の記事で、小保方博士、山中伸弥教授、石井俊輔・理研上級研究員の行為は「地続き」であると書きました。 これに対して、以下のようなご意見をいただきました。 こんにちわ。一連の問題で科学界が失った社会的信頼は計り知れず榎木先生にお願いしたいのは先生の仰有る「小保方博士と両博士の距離は果てしなく遠い。けれど地続きである」における距離の遠近、地続きか否かの判断基準を説明頂けると議論がより一層生産的な方向で深まると思います。@enodon— 依田高典 (@takanoriida) May 1, 2014 ブログの内容は全般的にクリアですがタイトルになっている果てしなく遠いが地続き」部分だけが心証論的で唐突に出てきます。私個人は小保方問題と石井・山中問題は全く異質と思いますがきっと先生なりの判断基準がどこかにあると思います。私は先生の愛読者なので気になります。@enodon— 依田高典 (@taka

    ミスコンダクトと責任ある研究活動の距離 - 科学・政策と社会ニュースクリップ
    augsUK
    augsUK 2014/05/02
    生物や化学サンプルは変質するからそんなに保存できないとしても、元の画像データや生データも5年経てば問われないっていつできたルールなんだろう?臨床や製品まで進む研究の場合5年は凄く短いが。
  • 笹井博士会見感想 - 科学・政策と社会ニュースクリップ

    以下感想です。 論文作成の途中から加わった、論文の著者になるつもりはなかったが、なってくれと言われてなった、という説明が、あたかも、友達が写真送ったからと言ってグランプリを獲得したアイドルのように白々しく聞こえたが、人の内面なのでわからない。 それはともかく、論文のオーサーシップに深刻な問題を提起した。生データを見ず、論文の手直し等で責任著者や重要な著者になれる、「ギフトオーサーシップ」のようなことがあったということが分かった。責任著者になってくれ、と言われてなった、というのは、まさに「ギフト」ではないか。 理研の研究リーダー採用プロセスと、若手リーダーの育成に深刻な問題があるのが分かった。 実績がない、かつ異分野出身の若手研究者を「育成しよう」ということで採用したにも関わらず、その後は独立した研究者、PIとして扱い、指導等しなかったわけだが、なにをもって「育成」というのか。 若山博士に小

    笹井博士会見感想 - 科学・政策と社会ニュースクリップ
    augsUK
    augsUK 2014/04/17
    実験・計画・執筆の全てにcontributeしているというnature論文の記載はどこに行ったという感じはした。/マウス耳にタール塗ってガン作った時代から刺激で細胞初期化のアイデアはあるんだよね。新規性なしかと。
  • 問われるのは論文のオーサーシップ - 科学・政策と社会ニュースクリップ

    2014年4月1日、理化学研究所はSTAP細胞論文に関する最終調査報告を発表し、記者会見を行いました。 研究論文(STAP細胞)の疑義に関する調査報告について(その2) メディアでさんざん取り上げられており、また、SNS上でもいろいろ述べられている話題ですが、一つだけ、私が感じたことを述べたいと思います。 それは、論文の著者というのが、結構いい加減かということがバレてしまったということです。 大隅典子先生が、ブログで詳細な解説をしていますが(小保方さん関係(その5):いまどきの生命科学研究は(たいてい)チームで行う)、Natureの2つの論文(ArticleとLetter)における著者は以下のようになっています。 Article Stimulus-triggered fate conversion of somatic cells into pluripotency. Obokata H,

    問われるのは論文のオーサーシップ - 科学・政策と社会ニュースクリップ
    augsUK
    augsUK 2014/04/02
    若い時は第一著者論文命なんだけど、偉くなるにつれて何でもいいから本数主義になってきて年50だの100だのになってる先生もいる。年50でも一本当たり6日くらいしかかけてない計算なんだよな。
  •  理研の広報は「年度契約の任期制職員」 - 科学・政策と社会ニュースクリップ

    STAP細胞をめぐる諸問題のなかで、批判を浴びているのが、最初の発表の際の広報です。 リケジョ、割烹着やムーミン、指輪や「デート」…「女子」を強調し、小保方博士にスポットライトを浴びせた広報の仕方は、盗用、剽窃が明らかになる前から疑問視されてきました。 結果として、それが小保方博士に対する熾烈を極める批判報道にもつながりました。 こうした広報は「科学コミュニケーション上のミス」という声もあがってます(こちらより)。 中日新聞は以下のように報じています。 STAP疑惑底なし メディア戦略あだに 笹井氏は小保方氏を大舞台に押し上げようと奮闘。会見に備え、理研広報チームと笹井氏、小保方氏が1カ月前からピンクや黄色の実験室を準備し、かっぽう着のアイデアも思いついた。 あれはやらせだったのか…私も絶句しました。 しかし、これはどうも誤報であるようです。 林茂生グループディレクターの2014年3月16

     理研の広報は「年度契約の任期制職員」 - 科学・政策と社会ニュースクリップ
    augsUK
    augsUK 2014/03/26
    "科学コミュニケーション"の専門家とやらが変に研究を役に立つと連呼してますます変なPRになっているのだと。前のめりに煽りすぎる理研の広報は今回のことがなくても評判悪かったけどな。
  •  STAP細胞事件 罪は償わなければならない - 科学・政策と社会ニュースクリップ

    先日私は、小保方博士に対する、人権侵害を含めた過度なバッシングはやめるべきだと書きました(STAP細胞論文撤回へ〜事実と過度な個人攻撃は分けるべき)。このため、小保方博士を擁護するのか、という批判もいただきました。 懸念していたとおり、週刊誌や2ちゃんねるなどで、小保方博士の身辺が暴かれバッシングされています。一部は熾烈を極めています。 私の周囲からも「あれだけのことをしたら叩かれて当然」という声を聞きます。「叩く」が行為に対する批判ならいいと思います。けれど、家族は関係ないだろう、プライバシーをあばくのは明らかに行き過ぎだと思うのです。 連続殺人犯などと同格に論じられているのは、どう考えてもおかしいと思います。 さすがに最近の新聞などの報道は、理研や早稲田大学に対する批判に向かっているようですが… そうこうしているうちに、STAP細胞が存在していたら、小保方博士に罪はないのではないか、と

     STAP細胞事件 罪は償わなければならない - 科学・政策と社会ニュースクリップ
    augsUK
    augsUK 2014/03/19
    シェーンの時もそうだったけど結局何をしても刑事罰にはならないというのが、大炎上の原因の一つだった気がするなあ。あの時は裏でポスドク・院生が比喩でなくプレッシャーで自殺してたし。
  • STAP細胞事件は博士号の価値を暴落させる - 科学・政策と社会ニュースクリップ

    いろいろな論点がある今回の問題ですが、深刻なのが、博士号とは何なのか、何をあらわしているのか、意味があるのか、という部分に疑問が呈されてしまったことです。 博士号なんて、コピペで取れるんだ、誰もチェックしないんだ… 多くの人達がそう思ったことと思います。それが、私は悔しくてたまりません。 何度か書いてきましたが、私は大学院時代の指導教官である浅島誠先生から、君は向いてないから別の道に行った方が良い、と言われ、博士号を取得せずに、大学院を中退し医学部に入り直しました。 自分の研究能力のなさという恥を晒すようで恐縮ですが、浅島先生は簡単に博士号を取らせてくれなかったわけです。クオリティコントロールは厳格でした。 正直恨んだこともあります。けれど、だからこそ、別の世界でがんばってやろうと奮起したし、早くから別の世界に行くことができたわけです。もしズルズルと研究を続けていたらと思うと、ぞっとします

    STAP細胞事件は博士号の価値を暴落させる - 科学・政策と社会ニュースクリップ
    augsUK
    augsUK 2014/03/14
    博士号が修士と比べてただ三歳年取ってるだけという対応も、少なくとも早稲田に関しては正しいのかもしれないね。
  • 研究への政治介入〜科学コミュニティの自律の危機 - 科学・政策と社会ニュースクリップ

    昨日の記事は多数のアクセスを頂きました。 私が言いたかったのは、決して小保方博士(もう博士でなくなるかもしれませんが)の擁護ではありません。人格攻撃やプライベート攻撃で問題は解決しないし、やってはいけないということです。 大げさに聞こえるかもしれませんが、炎上で自死した人はいます。社会的に抹殺されることがあってはいけません。 小保方博士が一身に批判を浴びていますが、指導教員や共著者の責任はどうなるのでしょう。機関の責任は? 結局のところ、結果として小保方博士個人が報道などされたことにより、スケープゴートになるのではないかと危惧しています。トカゲの尻尾切りになってはいけません。 重大なニュースがありました。 文部科学相 STAP細胞の客観的調査を http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140311/k10015882671000.html 理化学研究所を所管する

    研究への政治介入〜科学コミュニティの自律の危機 - 科学・政策と社会ニュースクリップ
    augsUK
    augsUK 2014/03/12
    理研が文科省の子飼い組織なのは今更な指摘じゃないか。研究者の楽園(笑)
  • コメント欄 - STAP細胞論文撤回へ~事実と過度な個人攻撃は分けるべき - 科学政策ニュースクリップ

    昨日メールマガジンを発行した後、大きなニュースが入ってきました。NatureのSTAP細胞論文の共著者である若山照彦山梨大教授が、論文の撤回を呼びかけたというのです。 STAP細胞「確信なくなった」 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140310/t10015868081000.html STAP細胞「確信持てず」 共著の教授、撤回呼び掛け http://www.asahi.com/articles/ASG3B6KBVG3BULBJ00P.html STAP細胞「確信持てず」 共著の若山照彦・山梨大教授、撤回呼び掛け http://www.huffingtonpost.jp/2014/03/10/stap_n_4933897.html STAP細胞:論文の取り下げ提案…「データ再検証必要」 http://mainichi.jp/select/news/20

    コメント欄 - STAP細胞論文撤回へ~事実と過度な個人攻撃は分けるべき - 科学政策ニュースクリップ
    augsUK
    augsUK 2014/03/12
    バッシングは反対。だが、今回の件の真実は徹底的に追究してもらいたい。/この文章がiPS森口案件のときに書かれていない時点でリケジョの本質的強さを感じる。今回一番浮ついていたのは理研だと思うのだけど。
  • それでもあえて言う。安易に生命科学者を目指してはいけない - 科学・政策と社会ニュースクリップ

    理研発生再生研の研究者らの発表は、世界を驚かせました。 体細胞の分化状態の記憶を消去し初期化する原理を発見−細胞外刺激による細胞ストレスが高効率に万能細胞を誘導− 細胞外からの強いストレスが多能性幹細胞を生み出す 私もかつて、浅島誠博士の研究室で発生生物学の研究をしていたこともあり、多少発生生物学の知識がありましたので、仰天するほどすごい成果だと思いました。あと、私自身筆頭著者の小保方晴子博士が卒業した早稲田大学理工学部応用化学科に一年間だけ通ったこともあり、その点でも刺激を受けました。まあ、あくまで個人的なことではありますが… なぜSTAP細胞は驚くべき発見なのか――STAP細胞が映し出すもの 八代嘉美 / 幹細胞生物学 筆頭著者の小保方晴子博士に関する報道が加熱し、小保方博士個人のプライベートや容姿などに関することが話題になっている点も議論になっています。 「デート」「ファッション好き

    それでもあえて言う。安易に生命科学者を目指してはいけない - 科学・政策と社会ニュースクリップ
    augsUK
    augsUK 2014/02/02
    工学系はもちろん物理や化学と比べてもバイオは民間の研究と距離があり過ぎて、大学博士課程の中で背水の陣になってる人は多い。マジで財源を親なんかから確保してないと精神的には追い込まれやすい分野だと思う。
  • 1