もちろん「おめでとうございます」でもあるのですけれども,やはり大変な中よくここまで辿り着いたというのが先に立ちます。 所属しているコースなどではあいさつをしたり個別に学生と話をしたりもしているのですけれども,なんでこんな記事を書いているかというと,2021年度に4年制の大学を卒業した世代はなんというか顧みられにくい世代なのではないかと考えさせられることが何度かあったからです。贈ることばというわけではなく,どちらかというと記録のために書いています。 先に断っておくと,どの世代がより不幸かというようなことを考えてほしいわけではありません(しかしどうしてもそこにつながる可能性はあるので書くのを躊躇しました)。大学だとみなが同じタイミングで卒業するわけではありませんので,どれくらいの人にこの話が当てはまるかという問題もあります。また大学や組織によってもいろいろ状況は違うでしょう。 何が気になってい