ポール・グレアム(Paul Graham)が執筆したエッセー「How to Disagree」の日本語訳になります。 2008年3月 ウェブは文章を会話に変えつつある。20年前、書き手は書き、読み手は読んでいた。Web は読み手に反応するようにし、次第に読み手はコメントのスレッド、ネット掲示板、自分自身のブログ上で反応するようになる。 何かに反応する人たちの多くはその何かに同意しない。これは予想されることである。同意することは同意しないことよりも人びとを動機づけさせない傾向がある。そして、あなたが同意するとき、言うことはあまりない。あなたは作者が言ったことを膨らませることもできるが、作者はおそらく既に最も興味深い意味合いを探っていた。あなたが同意しないとき、あなたは作者が探っていなかったもしれない領域に踏み込んでいる。 その結果、意見が食い違うことが多くなっている。特に言葉で比較すると。こ