人の脳は糖を求め、故に糖を「美味い」と認識する。 だからトマトやタマネギ、和風だしなど「美味い」とされ色んな料理に使われるものは実は糖が多く含まれていたりする。 一方で、デザートなどのスイーツではない料理において、ストレートに甘い味がすることは忌諱される傾向にあるので、「甘みは隠す」ものであった。 トマトは酸味で甘みを隠しているし、タマネギは辛味で甘みを隠しているし、和風だしは醤油で甘みを隠している。 「隠すことでストレートに甘みは感じにくいけど、実は糖がいっぱい入っている」というのが美味いと感じさせるセオリーだったはずである。 しかし昨今、外食店のメニューやコンビニ飯において、甘みを隠さなくなってきている気がする。 なんかストレートに「甘い」味がするのである。 これは料理がストレートに甘いことに対する忌諱感が薄れて来ているのだろうか? それは世代によるもの? 食文化の輸入によるもの? そ