小田急電鉄は4月1日、秦野~東海大学前間の新駅建設と、パークアンドライド形式の特急列車運行の計画概要を発表した。 同社の発表によれば、同社小田急線の秦野駅と東海大学前駅のほぼ中間の、東名高速道路との交差地点付近に1000台規模の駐車場を確保した新駅を2012年度をめどに開業し、新宿駅と小田原・箱根湯本の間を結ぶ特急「ロマンスカー」を停車させる計画だ。当面は特急「さがみ」を新駅に停車させ、「ホームウェイ」を新駅まで延長運転する予定だが、利用状況を見て新宿駅と新駅をダイレクトに結ぶ専用特急も運転される模様だ。所要時間は、新駅から新宿まで1時間以内になるという。 近年、少子高齢化の進展で、首都圏の大手私鉄の沿線の通勤通学需要は減少傾向にあり、沿線外の新たな顧客・需要獲得に向けた経営戦略、ダイヤ改正の動きが進んでいる。東急東横線の特急運転や東武日光線とJR東日本の直通特急の運転が好例だ。 今回の小
(以下は2004年に某会誌に書いた旧稿の再録) 0、はじめに 多摩田園都市と多摩ニュータウン、いずれも東京の西南の郊外に造られた10万人規模のニュータウンであり、ニュータウンの建設と前後して東急田園都市線、小田急多摩線と京王相模原線という都心への通勤路線が建設されたという共通の歴史を持っている。しかしながら、過去の建設計画の主体、および現在の都市構造は大きく異なっている。 多摩田園都市は民間企業の東京急行電鉄が主導して、土地区画整理方式で開発したものであるのに対して、多摩ニュータウンは政府の首都圏の住宅政策の一環として計画が行われたものである。また前者では都心への通勤客の動きこそ莫大であるものの、地域内に百貨店以下沿線の商業施設なども充実しているのに対し、後者では新宿へのストロー現象が著しく、多摩ニュータウン中央でさえ商業地域として完結しているとはいいがたいものがある。これらの相違点につい
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